黒川伊保子さんの
『女女(じょじょ)問題のトリセツ』を読みました。
こちらの本です。
少し前に購入して
たま~に読み返したりしている本。
女性が集まれば必ず女女問題が起こると思っているわけではないですが
個人的な体験から考えて
小学校、中学校、社会人の特定の時期で
女女問題ってあったな~って感じるので
本書を買ったりしているわけです。
女女って書いてあるけど
あくまでも便宜上、傾向的なものとして。
全体的には
イラつく女のタイプが7つ挙げられていて
それぞれについて対処法が書かれています。
「イラつく女」「イラつかれる女」両方の視点で読んでみて
とのことです。
そもそも、少ない自分の体験から
女性どうしは結局ライバルになりがち…
とは思っていた、もっと若い頃。
ネガティブな体験をすると、自分を守るために
ネガティブな体験のほうに引っ張られがちらしい。
でも、みんながみんなそんなわけでもないと気づき始めた
もう少し経験値が上がってきた頃。
群れたいくせに、一番でいたい
なるほどね~と思ったところは
「群れたいくせに、一番でいたい」という本能を、ほぼ全ての女性が持っている
『女女問題のトリセツ』SB新書 黒川伊保子著 より 以下同じ
「群れの中で、一番大切にされたい。一番は無理でも、せめて、周囲に一番大事にされている人の傘下にいたい」ーー人類の女性たちの生存本能をそんなふうにことば化すれば、中高生女子の仲よしグループや、ママ友グループのありようが見えてくる。
実際問題、女性が多いところで
ある程度うまく? やっていかないと
ちょっとした情報が入ってこなくなったりして
生活しづらくなるのは、多分、そうだと思います。
とは言え
ワタシは「群れたい」という欲求は割と少なめなようで
そういうタイプの人も少なからずいると思います。
うーん、と思ったような日もあったと記憶してるけど
今となっては
自分にもある程度の力はあると思ってるし
強力な味方もいることだし(← 自分の家族です)
群れる必要はあまり感じないです。
一番大切にされたい、と意識したこともあまりなかったような。
ちょっと変人気味ですかね?^^ 十分愛されて育ったと思ってるからかな?
そんな中でも、より円滑に社会生活を送るための
知恵として、本の中の、こんな記述は参考になりました。
不機嫌な50代には感謝とねぎらいを
50代の女性は、「感謝やねぎらい」に、人生がかかっているのである。
自分も50代なので、ちょっと苦笑いしちゃうような?
まー、自分を棚上げして、そっかーと思った部分あります。^^
一応、自分は、感謝や承認が欲しいというのは超越? してるつもり。
感謝やホメがあれば、それはそれで嬉しいと思うけど、なくても、別に大丈夫。
と、自分では思ってます。
不機嫌な50代
年齢にかかわらず、日々周囲に尽くして、その割に? 感謝やねぎらいをもらえず、
それが不満で、不機嫌な感じの人、という意味でよいと思いますが。
には「感謝やねぎらい」を伝えるのが大事…。
繰り返しになるけど、年齢関係ないとは思うけど
ズバッと50代と言われるとインパクト大きいし
まぁ、50代は心身共に、環境的にも、そういう年頃、という書き方もされています。
明るい表情と、前向きのことばの威力
「明るい表情と、前向きのことば」は、最大の防御
自分が十分明るく、前向きであれば
ネガティブ寄りの相手を明るい方向へ変貌させられるし
または、相手から去っていく…らしい。
明るい空気を醸し出していけたらいいなぁ~。
人の話は共感で聞き、自分の話は結論から話す
対話の奥義は、「人の話は共感で聞き、自分の話は結論から話す」
とは言え、共感できない話については
やっぱり共感しないつもりだけど
共感できそうな部分は
できる範囲で共感で聞くことを心がけてみよう。
多様性を認めること
ラスト。女女問題に限らずだけど。
女女問題のカギは、価値観の多様化である。
相手の価値観・考え・方法etc.を認めること。
とは言え、認めがたいこともあるから
そこは仕方ないところもあるけど
そういう部分にばかりとらわれて
その相手そのものを認めないことにならないように。
よく言われることだけど
意識的にでも相手のよいところを見ていくようにするのが大事かなと
思ったのでした。
その他、2種類の思考スタイルについての記述は参考になりました。
「ことのいきさつ」を反芻して、根本原因に触れようとする回路と、「今できること」に意識を集中して、できるだけ早く動きだそうとする回路だ。
誰でも両方持っていて使い分けもできるけど
咄嗟の場面では人によってどちらかを選んで起動するらしい…。
こういう違いを知っておくのはイラつき軽減に役立ちそう。
とりあえずご機嫌な50代でいよう!^^