黒川伊保子さんは脳科学者で、脳科学の知見をもとに、
ひとり息子を育てたという方です。
“散らかし放題” が、男子の最高の英才教育である。
黒川伊保子『母脳 母と子のための脳科学 』(ポプラ社 2017年)
本の中では、他にも、
4歳を超えたら、「ずっとキープする遊び空間」を与えてやりたい。
発想力を育てたのは、「片づけないでいい部屋」
「他人が触らない場所」があると、男の子の空間認知力はぐんとあがる。
といった文章が出てきます。
男の子が車を好きな理由についても書かれていて、
男の子は、生まれつき距離感を測る能力に長けている。
(だから散乱したおもちゃとの距離感を測って遊んでいる)
よって、ものの奥行きが測れるため、構造を見抜く能力にも長けている。
だから構造を持つ電車や車や「働く車」が大好き。
というような内容が書いてあります。
(もちろん個人差はあると思いますが。)
そして、コドモを見ていると、
確かに、電車や車や働く車が大好き。
床に置いたミニカーなんかを、
自分の頬を床にこすりつけるようにして
真横や真正面から、
それこそ奥行き感や構造を確かめるかのようにのぞきこんでる。
ナルホド。と。
それまで、それなりに『片づけて』とコドモに言ったりしていましたが、
この本を読んで、あまり言わなくなりました。
(掃除したい時などに言いますし、
やっぱり、適宜声をかけて片づけたりしてしまいますが。)
結果、コドモが遊ぶのは母がいるリビングなので、
リビングが散らかってます。
が、あまり気になりません。気にしてません。
リビングが子供部屋くらいの勢いでいます。
オットとも話して、『冷蔵庫前、キッチン前、キッチンカウンターは
散らかさないでね』ということにしました。
(我が家は長方形のLDK)
リビングの床材の杉板の質感が
散らかったおもちゃ達のカラフルさを
うまくまとめてくれている気もします。(気のせいか?)↓
あるいは、単純に私が散らかっていることに寛容なだけ?ともいえるかもしれません。
でも、『片づけて』と頻繁に言わなきゃと思うストレスは減りました。
黒川伊保子さんは
部屋が散らかっているのを、人にとやかく言われても、
「息子を天才にするため」と微笑んでおけばいい。
とも書いています。
女の子の場合はどうなんでしょうね?