前日から「明日は台風が来るみたいだから
無理し(て出社し)なくていいからね」と上司に言われていました。
小4コドモの通う小学校からは
明朝の登校は通常通りの予定。
下校時には風雨は弱まる予報なので、下校も通常の予定。
ただし、予報が変わった場合は、下校時刻変更の可能性がある。
アプリで知らせるので、こまめに確認してほしい。
との連絡が届いていました。
台風接近当日の朝
その後アプリには何の連絡もなかった為
当初の予定通りと判断。
雨雲の様子をネットで確認すると
午前中がピークで午後から回復傾向。
コドモは早めの小降りの時間帯に通常通り登校。
ワタシが出勤する頃、ちょっと雨がひどくなってきた。
どうしようかな?
学校から連絡が入るかもしれないし
ワタシは休む?
でも午後から回復傾向だし
9月は台風が増えがちって話だから
出社できそうな時にしておいたほうがよいか?
退勤の頃には、雨は弱くなってるはず。
午後から回復傾向なら、下校時刻が早まることもないだろう。
と思い、出勤。
通常通り仕事。
お昼過ぎには雨は小降りになってきた。
よしよし。予想通り。
と思っていたら
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会社の窓越しに子どもの声が。
普段、ワタシの勤務時間中に
子どもの声が聞こえることはまずない。
目をやると、小学生が2人、通りを歩いていく。
えっ?
「小学生、早帰りですかね?
小降りになってる感じだけど」
「え? (雨がひどくなるのは)これからなんじゃない?」
「え?」
慌てて、ネットで雨雲の様子を確認すると
確かに…。
「スミマセン。急ですけど、ワタシ、〇時で帰ります」
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「学校がもし早帰りになってたら、マズイ。
一応、家の鍵はランドセルに入れてあるが?
でも、持たせて説明したのは結構前でそれっきりだし
今朝、改めて確認することもしてないから
下手に確認すると「ママ今日は会社行かないで」ってなりそうで
鍵を持ってること自体をコドモが自分で思い出せるかな?
ドアの前で、ウェ~ンとか泣いてたらどうしよ?
いやいや大丈夫。鍵のこときっと思い出すよ。
思い出さなくても、〇〇君(近所の同級生)だっているんだし
何とかしてるよ。
そもそも早帰りになってないかもしれないし」
と、脳内会議しつつ、自宅に到着。
鍵を出す前にドアノブに手をかける。
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ガチャ!
開いた! 無事家に入ったか!
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いました~。
「ママ~。よかった~」
既に、いつも使ってるPCもコドモ自身で立ち上げて
通常モード。
「ごめん。早帰りだった?」
「うん」
「大分待った?」
「10分くらい。電話したよ」
ケータイを確認したら、確かに不在着信が立て続けに7件。
「ごめんごめん」
「アプリ見てないの?」
「ごめん。見てない」
ここから言い訳です。
ワタシはスマホを持ってないので
通常、自宅PCからアプリを確認しています。
職場PCから確認できるようにはしていませんでした。
私的利用になるので、ちょっと気がひける感じもあって。
今回は、午後から回復傾向ということで、大丈夫かなと楽観視もしてた。
コドモはコドモで
「先生に『ママはアプリを見てないかもしれないから電話して』
ってもっと主張すればよかった」と言っていて
話を聞くと
それらしいことをコドモが言ったら
「ママは今日の状況わかってるはずだから
きっとアプリ見てると思うよ」
と説得されてしまったそうで。
あぁ、ごめん!
コドモから「2度とこんなことはないように!」
と言われてしまったけど。^^
はい。気をつけます。
と思う気持ちとは裏腹に。
「よし! これで、いざという時も
コドモは自分で何とかできる!」
と確認できた部分もあったわけで。^^
家に入る前に
前述の、近所の同級生の家に行ったりもしていたそうな。
家に入ってから
「さみしいな~と思って電話した」
とか、ほんと、かわいい!
かわいい! 以外の何物でもない!
という台風物語でした。
しかし、あの時、道を通った小学生に感謝。
彼らがいなければ
もう30分余計にコドモを待たせることになっていた…。
ワタシがスマホを持ってれば
こんな物語は生まれなかったって話でもあります…。
スマホがないだけで台風接近が物語になる 颯希