『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ)3話
の感想です。
- ①花恋が23:00まで勉強する
- ②花恋の性格
- ③女王になれるところでしか輝けない
- ④子どもの考えを尊重したい
- ⑤花恋が追い詰められるのを待った黒木先生
- ⑥親の気持ちをわかってほしい、という言葉
- ⑦最後に
我が家は中学受験は考えていません。
ワタシ自身は地方出身、中学受験未経験。
一時期、塾業界、私学・塾向け教材出版社にいた経験あり。です。
ここからちょっとネタバレありなので要注意です。
前田花恋(役:田中絆菜さん)が今回は生徒側の主役。
桜花ゼミナールで成績トップクラスでありながら、
ルトワックに転塾を考えるも
ルトワックの優秀クラスでは成績ビリで、
最終的には桜花に戻る、というあらすじ。
①花恋が23:00まで勉強する
追い詰められた場面では
午前1:00まで勉強する場面が出てきて、
ワタシの感覚からすると、
小学生でそれはちょっとあり得ない世界。
でも、中受界では普通な世界???
子どもによるのかな???
本当に内的な動機(勉強が楽しい、好き。目標がある)で、
夢中になって勉強している、というのであるなら
それはわかるんだけれど。
点数で勝ちたい、とか
ホメられたいとか、怒られたくないからetc.
そういう動機の場合、どこかで燃え尽きそうな???
続かなさそうな???
まぁ、死なない限りは、また燃えたり、また始めればよい、とも思うけど。
実際、花恋は自傷行為をしながら1:00まで勉強しているので、
そういう感じはマズそう。。。
②花恋の性格
負けん気が強くて、人間関係のトラブルが多い。
学校で、成績はよいものの
「頭いいアピール」をしてる、などと嫌われている。
担任の先生のフォローがイマイチと思う。
授業中、真っ先に手を挙げる花恋を困った顔で見つめてるんじゃ、
花恋がかわいそう。
黒木先生(役:柳楽優弥さん)が
「勉強ができる子は何でほめてもらえないんだろう?
『リレーの選手、ピアノが弾ける子、
逆上がりがいちばんにできた・・・
そういう子はほめられるのに、何で?
私をほめて!』 って思うよね」
って、花恋に話しかける場面があるんだけど、
いやいや、普通、勉強ができたらホメられるって。と思いますが。^^
担任の先生の対応がイマイチというのと、
花恋も当初性格悪そうだったのが理由かと思ったのだけど?
確かに、ヒーロー、ヒロインになれるかは
成績とはまた全然別問題ではあるけども。
ヒーロー、ヒロインになるには容姿がかなり重要(特に女子)と、
経験的には思う。^^
③女王になれるところでしか輝けない
「花恋にはトップが似合ってる。
女王になれるところでしか輝けない。
花恋は女王様だ。少なくとも、僕や桜花にとって。
花恋の席、まだ空けて待ってるよ」
ルトワックの優秀クラスで最下位になり
必死で勉強するものの疲れ果ててる花恋に
黒木先生が語りかける。
黒木先生の前髪ラフバージョンのかっこよさも
相まって、超見せ場、と思ったし、
この場は、これでいいけど(花恋の心に響いたっぽいから)、
でも、女王になれるところでしか輝けない、
というのでは、
今後、生きにくくなる場面が出てくる可能性が高いだろうから、
そこは少しずつ打破していかないと、とも思う。
最終的には、花恋もざっくり言って性格よくなってたから、
今回の転塾騒動は、よい糧になったと思った。^^
④子どもの考えを尊重したい
花恋のママ(役:高岡早紀さん)が
「花恋の意志を尊重したい」
と、花恋自身に塾を選ばせようとする。
「子どもの意志を尊重するのは大切。
だけれども、そこは経験値の少ない子どもの考えること、
子どもの欲しいものと必要なものは必ずしも一致しない。
周囲の大人が適切に導くことは必要」
的な黒木先生の言葉。
難しいことだと思うけど、黒木先生に同意。
最終的に子どもの人生に責任持つのは
子ども本人でしかあり得ないし、
子どもの意志を尊重しないという意味では全然ないんだけど、
でも、親の導きも大事。
最終的に、花恋自身の意志で桜花を選んでる。。。
⑤花恋が追い詰められるのを待った黒木先生
花恋が自傷行為をするまで
転塾騒動を放置した黒木先生に、佐倉先生(役:井上真央さん)が
「(花恋が)追い詰められるのを(何もしないで)待ってたんですか?」
と怒りながら? 詰め寄るシーン。
実際に自分で失敗したり傷ついたり、
体験しないとわからないこともあるので、
どこまで失敗させるか傷つかせるか、
そこの見極め、ムズカシイと思う。
失敗させない、傷つかせないのがよいとも限らない。。。
ドラマはうまくいった(ま、ドラマだし^^)
⑥親の気持ちをわかってほしい、という言葉
黒木先生と話してて帰宅が遅い花恋に
「(帰宅が遅いから)どれだけ心配したか、わかってほしいの」
とママが言う。
個人的には
「わかってほしい」
っていうのに、ちょっと違和感。
「心配した」と言うのは、ママの気持ちを言ってるだけだから
いいのだけど、
「わかってほしい」となると
子どもに言う言葉としては、ちょっと押しつけがましいかなって。
うまく説明できないけど。
⑦最後に
黒木先生のウラの顔の伏線回収が早くも少しされてて、
それは、ちょっと早すぎて少し拍子抜け。。。
予想通りでした。
でも、まだ謎な部分もあるので、
予測しつつ、今後も楽しみに観たいと思います。
ミーハー的には、
黒木先生の
「花恋は女王様だ。少なくとも、僕や桜花にとって。
花恋の席、まだ空けて待ってるよ」
が、キュン要素高かったなぁ。。。^^
それ、反則でしょ! みたいな。^^
1話、2話の感想。