ワタシの「気分転換したい」という気分をどうにかする為?
コドモ(5歳年長)は嫌がっていたんですが(苦笑)、
「たまには大人につきあって!」と、
無理やり、映画「天気の子」を親子3人で観ました。
ネタばれがありますので、
観ていない方は読まないで下さいね~!
もともと、コドモにとっては興味なしの映画ですし、
映画の前に、ボーネルンドあそびのせかいキドキドで
遊び倒していたので、
「(コドモは)寝ちゃうかな?」と思っていましたが、
最後まで起きて観ていたようです。
終わってから、
「どうだった?」と聞いたら、
「う~ん、音は楽しかったけど、ミュウツーの方がよかったかな」
だそうです。ナルホドナルホド。音は楽しかったのか!
ワタシの感想は、
薄々感じていたことではありますが、
49歳になっても、ワタシはやっぱりラブストーリーが好きと
いうことが、まずありました。笑
これまで、映画、ドラマ、小説、マンガ等、
たくさんのラブストーリーに接してきて、
ラブストーリーに浸る時の、ワタシのキーポイントの1つは、
どうやら、何故、その人に心惹かれていくのか?という部分のようで、
それが納得いくように描かれてないと、
大抵、「もうちょっと丁寧に描いて欲しかった」という感じの
感想を持ってしまいます。
その人でなければならない理由、その人がかけがえない理由、
がどの程度描き込まれているか、
というのが結構大きなポイントです。
それがないと、その人の為に(例えば)命を懸けたりすることに
説得力が出てこなくて、心が動きにくいです。
天気の子では、
陽菜(ひな)が帆高(ほだか)に惹かれた理由は、
「私に、(世界の中での)私の役割を教えてくれたから」というのが
大きかったのかな、と観ました。
それは、ワタシにしてみれば、ものすごく納得のできる理由です。
帆高が陽菜に惹かれた理由は、
う~ん? 陽菜が自分にはない能力を持っていたから?
でも、結局、その能力を陽菜は失うことになるから、
それはきっかけだけ? となると?
孤独の中で、優しくされたから?
(ワタシとしては、それだけでは物足りなくて、
もうちょっと理由が欲しい・・・)
とか、あれこれ考えてしまいました。
実際の場合は、人間関係の中で、
ちょっとでも、心に触れるものがあれば、
惹かれちゃうというのも、よくわかりますし、
理由なんてわからずに、
何となく好き、とか、とにかく容姿が好き、
というようなのも大いにあり得ると思いますが、
フィクションの場合は、やはり、納得できる理由が欲しい、というのが、
ワタシのラブストーリーへの気持ちなんだな、と思いました。
「自分を犠牲にしても、世界や好きな人を守る(助ける)」は
言いやすい(ムズカシイけど)し、
共感を得やすいように思います。
(陽菜の最初の決断はそれ。
でも、最終的には、自分を犠牲にしないし、世界を助けない?
好きな人のことは半分助けて、半分助けない感じ)
「(自分含めた)世界を犠牲にしても、好きな人を守る(助ける)」は
なかなか言いづらい。
けど、帆高はそれを言ったのか、と。
そう言われる立場だったら、嬉しいかな? どうかな?
(この映画の感想とは、また、別の話で)いちばんかっこいいのは、
人を助けて、自分も助かるだと思ってますが。
オットが言ったのは
「陽菜と帆高は世界を変えたのか?」
ということでした。
あぁ~、変えていない?と受け取る?
元々、そういう世界になるはずだった?
ごくごくシンプルに、
どんなに狂った世界であっても、
2人は、世界は大丈夫だという物語?
自然災害は増えているし、
ワタシに身近な問題としては、これからも何十年と続くであろう、
この、夏の暑さを何とかして大丈夫にしなきゃな~
と、現実的なことなども考えてしまいました。