ワタシはスポーツ観戦が苦手なタイプです。
スポーツも、観る目が必要で、
ワタシなんかだと、プレイに目が追いついていかないので、
なかなか本当には楽しめないんです。残念ながら。
が、先日のTV番組「世界一受けたい授業(日テレ系)」で、
第8回ラグビーW杯2015年大会の日本vs.南アフリカの話が
取り上げられていて、
それが、ワタシみたいな、スポーツ門外漢にも、
鳥肌モノだったので、ご存知の方には今更な内容となりますが、
ちょっと書いてみたいと思います。
リアルタイムでは、ワタシ、あまり関心なく、知らなかったのです。^^
勝つべきチームは・・・
そもそも、ラグビーは強いチームが勝ち、
あまり、番狂わせは起きないスポーツなのだそうです。
勝つチームが勝つべくして勝つそうです。と、オットの受け売りです。
南アフリカはW杯2回優勝の強豪、
対し、日本は、それまでの過去7大会で、わずか1勝という、状況。
前半戦10対12で折り返し、
後半31分、得点は29対29 南アがPK(ペナルティキック)を得て、
PG(ペナルティゴール=キックでゴールを狙う。入れば3得点)を選択。
決めて、29対32となる。
3点差を追い、残り9分。
日本チームの選択
残り3分。南アに反則があり、日本にPKが与えられ、
PGを決めれば3点引き分けに持ち込める、という場面。
しかし、日本の選択は、あくまでも5得点の逆転トライ狙い。
残り約1分。
ゴールやや左でまた南アが反則。
日本側、PGなら簡単に成功できる位置にいる。
それでも、日本はなおもPGではなく、スクラムを選ぶ。
引き分けではなく、狙うのは、ただ逆転勝利のみ。
カッコ良すぎじゃないですか!
勝負が決まるまでのわずかな時間に、もう涙と鳥肌です。
あの、高揚感?は、そのクライマックスシーンの説明を受けただけの、
ワタシですら、モノスゴイものがありました。
エディ・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)はPGの指示を出していて、
でも、選手の気持ちは、全員が逆転トライ狙い一択で、
躊躇なく、勝負に出ました。
ジョーンズHCが、自分の言うことを聞かない選手達に怒って?
無線機?というのでしょうか?を投げつけるシーンもありました。
結末~スポーツ史に残る番狂わせ~
それで、結果、逆転トライで、勝利!
ラグビー史のみならず、スポーツ史に残る番狂わせと、後に言われているようです。
勝ちを決めたから、尚更、かっこいい!です。
決められずに、負けることになっていたとしても、
かっこ悪いことはないけど、
でも、勝ったからこそ、ますますかっこいい!
オットとワタシの感想
オット曰く、
「こういう場面って、普通は、選手の間でも、意見が割れるんだけどね。
引き分け狙いで、勝ち点でいこう派と、あくまでも逆転トライ派と。
それが割れなかったっていうのが、すごい」だそうです。
日本の選手達は、南アの選手達の焦りみたいなのを、
試合をしてる間に感じていて、その上での、
あくまでも、逆転トライ狙いだった、とのことでした。
ただの根性(根性も大事だと思うけど)論とかではなく、
冷静に、客観的に計算した上での戦い方だったのかなぁと、ワタシは思いました。
それで、全部ひっくるめて「すごいよね~」ってワタシが言ったら、
オット曰く、
「そうでしょ~?
ボクが、映画とかにあんまり感動しないって言うのがわかるでしょ?
どんなに感動したとしても、所詮作りモノでしょ?」だそうで。
ワタシは、作りモノにも、そこに携わる人間の想いや情熱があると思うので、
作りモノには作りモノの感動がある、と常々思っていますが、
でも、オットの言う事にも一理あるな、と、思った出来事だったのでした。