好きに暮らす

短時間パートママが小5男子の子育て中。好きに書いてます。^^

【新聞記事】『子どもの自己肯定感を高める秘訣とは?』から考えたこと

「自己肯定感」って、しばらく前からキーワードになっているような気がします。

 

日本の若者は自己肯定感が低い? 

日本の若者(13~29歳)の自己肯定感は、

他国の同年代と比べると圧倒的に低いという調査結果が記事になっていました。

(2020年1月12日付朝日新聞別刷 EduAより。

 以下、引用部分は、全て、この記事からのものです。

 話し手は、幸福学研究者・慶應義塾大学大学院教授 前野 隆司さん)

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満足=肯定と捉えて、記事が展開してありました。

 

アンケート調査の難しいところで、

日本では、例えば、他国よりも

「現状に満足しないで、もっと頑張ることがよい」とされるような風潮が強く?、

自己肯定は十分しているけれども、その上で、

向上心の表れとして「満足していない」と答えた人が、

多かったのかもしれません。

などと考えると、一概に、あぁ、日本の若者は自己肯定感が低いのだな、

と結論づけることもできないかな?と、ワタシは思ってしまいますが、

とりあえず、こういう結果だったようです。

 ワタシが、このアンケートに答えるなら

 「どちらかといえばそう思う」に〇をつけるかなぁ?

 

自己肯定感は高いほうがいい? 

そもそも、自己肯定感とは何か? というのは、

いろいろに定義されているようですが、

細かいニュアンスはさて置いて、

詳しくは掘り下げず、読んで字の通り、自己を肯定する感じとします。

 

あえて言うなら、自分のマイナス(短所、苦手、落ち込んだり、

意地悪な気持ちになったり、嫉妬したりetc.etc.する部分、等)と思うところと

プラスと思うところの両方、全部ひっくるめて、丸ごと肯定する感じと

ワタシは理解しています。

何かマイナスなことがあっても「ま、そういうこともあるさ」

と思えるというか。

 

子どもの自己肯定感を高めたい理由は、

自己肯定感が高いほうが幸せである可能性が高いから。

自分自身についても、同じ、です。

 

記事では、

自己肯定感の低さが学力や友人関係にマイナスの影響を及ぼすことも明らかになりつつあります。 

 

自己肯定感が高い人ほど幸せで、低いほど不幸せだと感じやすいんです。

となっていました。

 

 明らかになりつつある、とわざわざ?書いてあったので、

 まだ、明らかにはなっていないのか~と読みました。

 明らかに証明できるデータはまだないのでしょうかね。

 

教育分野の仕事をしたことがあるので、

その時の感覚から言うと、

学力が高くて、自己肯定感の低い子供は一定数いました。

そして、そんな子達が適切な自己肯定感を持ったら、

もっと能力が発揮できるのに・・・とも思っていました。

 

人間関係は、苦手になりやすい印象はあります。

自己肯定感が低い→人間関係が苦手→自己肯定感が低い→

の悪循環というか、どちらが先かわからないというか・・・。

 

自己肯定感を高める秘訣とは? 

子供の自己肯定感を高めるために心がけたほうがいいことは?

ということで、記事には、ひとまず、

次のポイントが載っていました。

①ネガティブな言葉をかけないこと

 他の子と比較したり、悪いところを過剰に怒って指摘したりしない

②子供が好きなことをさせること

 夢中になれること、得意なことをやらせる

③子供のいいところをきちんと見て褒めること

 

 ③の、褒めるについては、弊害もある

 (褒められることが行動の目的になってしまう可能性等)と

 思っているので、

 これについては、ワタシは「褒める」というよりは

 「認める」位のイメージでいます。

 大袈裟に褒めたりとかは、ワタシは、あまりしてないかも、です。

 

 お手伝いしてくれた時は、 

「手伝ってくれて、助かったよ。ありがとう」位。

 

「相手に感謝されると自分が嬉しくなるからお手伝いする」はアリだけど、

「人に褒められるからお手伝いする」というのは、

ちょっと違うのでは? と思う、というか。

「ありがとう」はワタシのそのままの気持ちだから、伝えてよいというか。

伝わりますか?

 (内心、かえって手がかかって、ありがた迷惑(ヒドイ^^)な時も、

 多々ありますが・・・^^

 でも、そこはちゃんとお礼を言うようにしています。

 本音見抜かれてるかも?ですが・・・) 

 

 絵やサッカー等の技術的な部分の

 上手下手(評価)については、

 「お、前より上手になったね」という言い方はしています。

 人との比較ではなくて、本人の成長を認める感じです。

 後は、「この色、好きだなぁ」とか「この部分が詳しく描けてるね」とか、

 素直な感想を言ったり、具体的な事実を言うように意識しています。

 正解かどうかはわかりませんが。

 

子供の自己肯定感を高めたいなら、親が幸せであること 

話を戻して、①②のポイントは、その通りだと思うし

③を、認めると解釈するなら(褒めるは要注意)、

そのように接したほうがよいと思うのですが、

ワタシが思うのは、そもそも、親自身が適切な自己肯定感を持っていれば、

これらは、ごくごく普通に自然にできてしまうんじゃないか、

ということです。

 

簡単に言えば、親が幸せに生きていれば、

かなり自然にできちゃうことだろうと思うのです。

またはちょっと意識すれば楽にできる?位のレベルとか?

 

 ということを、この記事内でも触れて欲しかったな~なんて思っていたら、

 そういった内容の本も出版されているようでした。(読んでいませんが)

 

逆に、もし、

①~③のことを実行するのが、

自然にはできなくて、または、意識したとしても、

かなり難しいような場合は、

親自身の自己肯定感が低いのかもしれないなぁ~と

思ったのですが、どうでしょうか?

後は、目いっぱい過ぎて疲れている可能性もありますかね。

 

親の自己肯定感はどう育った?

そして、親自身の自己肯定感は、

本人の性質にもよるけれど、

やはり、どう育てられたか、に一定程度、影響を受けると思います。

心理学の1理論である、交流分析(精神科医エリック・バーンによる)の

人生脚本の考え方も参考になると思います。

(人生脚本について、こちらの過去記事で少し書いています)

 

記事にもこうありました。

日本の子どもの自己肯定感は、他国の同年代と比べると圧倒的に低いという結果(参照)が出ています。実は、その原因の多くは親にあるのではないか、という仮説を大勢の研究者が主張しています。 

 

仮説を大勢の研究者が主張

なんて書き方をされていたので、

随分、回りくどい表現だな、

はっきりと立証するのは難しい?

どうやって立証できるんだろう?、

親の子育て中の自己肯定感を調査して、

その子供の自己肯定感を調査して、

相関を調べるのかな?などなど、思いながら読んでいました。

 

自己肯定感なんて言葉が割と一般的に使われ出したのは、

ここしばらく前からですし、

少しさかのぼって、例えば、

戦争なんかをしてる時代や量的な経済成長を目指しているような時代は、

一部の上層部を除けば、

多様性なく、一律な集団、

考えない(ちょっと意地悪な言い方ですが)集団のほうが

管理しやすいでしょうから、

人の言うことに素直に従える人間を育てることに

重きがおかれていただろうことは想像に難くありません。

現在も、そういった部分は、少なからず残っていると思います。

学校教育とかも含めて。

 

そんな中で、躾の厳しい親に育てられたとか、

体罰がひどかったとか、

いつも兄弟と比べられたとか、そういったことがあると、

自己肯定感は低くなりやすいと思います。

今よりも、世間体が重要視されていたでしょうし、

学校でも常に比較されて、否定されて教育されているかもしれません(想像です)。

そうやって育ち、そのまま、親になり、

自己肯定感が低いまま、子育てに突入し、

同じように、ネガティブな子育てをしてしまいがち・・・。

 

最近、毒親なんていう言葉も聞かれるようになりました。

知識を得て、客観的に自分や両親のことを振り返ることで、

その連鎖を断ち切って、

願わくば、親(祖父母)、自分(父母)、子供のみんなが

幸せになることを祈ります。

 

子供に幸せに生きてほしいと願うなら、

まず、親が、自分自身を幸せにすることを考えたほうが

話が早いよな~と思ったという話でした。

 

自分、幸せだよ~という人にはあまりピンと来ない話かもしれません^^。

 

豆苗を水につけてたら、育ってきました~。

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