嬉しかった話。
例えば、本を棚に戻す時
ワタシはなるべく何らかの決まった順に並べて戻しておきたいと思う。
そのほうが探しやすく取り出しやすいと思うから。
並んでる時にも見た目が気持ちいいから。
というのがワタシの理由。
でも、違う派もいて。
何も考えずにサッと戻して(戻す時に楽で時短なのがメリット)
取り出す時に多少の検索時間がかかる方を選ぶ人もいる。
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某日、ワタシは勤務先で異動になった。
それまで、誰に言われるでもなく、ワタシが勝手に
なるべく法則順になるように心がけていた
本の並び順が多少なりとも乱れ始めた…。
その部署に留まることになったAさんが
Bさんに(その場面にワタシはいない)
「これまでサツキさんが並べててくれたんだな~って思った。
そしたら、最近、私も気になるようになってきちゃって。
ちゃんと並んでないとサツキさんに怒られそう、みたいな…」
と言ったそうだ。
それを聞いたBさんの応答。
「『サツキさんは
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(そういうのにこだわる)変人だから。
だから、Aさんは気にしなくていいんだよ』って
言っといた」
だって。
何か笑った。
サツキさんはそんなことで怒らないよ的ニュアンスも込めつつも
他に言い方あるだろうに…
変人って…。
でも
そういうやりとりを
ワタシ不在のところで、してたってことそのものと
そういうやりとりがあったってことをワタシに伝えてくれたってことの
両方がな~んかいいなぁって。
ワタシとAさん、Bさんとの間の気安さ、信頼感を感じられるというか。
うまく言えてないけど、伝わるでしょうか?
(戻す時か取り出す時か)どっちの労力を重視するか? みたいな些細な違いって
一緒にいる時間が長いと意外とストレスになることがあると思う。
同居する家族が、それぞれの家事方法の違いで
ストレスを感じ合ったりすることがあるのと同じ感覚で…。
ワタシの立場からすると
「キレイに並んでない」ってイラッとする時があるかもしれないし
実際には、そんなことでワタシは怒らない。
Bさんが言ってる通りに、後述もするけど
ワタシのほうが変人というか少数派というか、人によって感覚が全然違うと常々思ってる。
Aさんからすると
「いつもサツキさんはピシッと並べてるから
キレイに並べとかないと怒られそう。プレッシャーー」
って思ってしまう可能性があるのもわかる。
「ワタシ、変人なんで」
「ワタシ、変わり者なんで」
「ワタシ、少数派だと思うんで」
実際、自分で思ってるところ、あるし
そのように自称することも、しばしば、ある。
でも、Bさんには「ワタシって変人」って言ったことはなかった気がするんだが…。^^
誰だって、似たところがあったり
ちょっとずつ変わってたり、ものすごく変わってたりもする。
みんな唯一無二。
『変人』と言われて嬉しがってるあたりが変人な気もするし
『ワタシはワタシで変人のままでいい』と
肯定してもらえた、改めて認めてもらったような気もする…。