新聞記事からです。
カナダ・トロント大の言語心理学者らがかつて、日本からカナダに移住した子どもを10年間、追跡調査したことがあります。それによると、子どもはどの年齢でカナダに移住しても英語での日常会話は1年半ほどで同学年の子ども並みに上達しました。
一方、読解力は移住した年齢で差が出た。最も適応度が高かったのは、小学校3年間を日本で学んで日本語の読み書き能力などを習得して移り済んだ子たち。英語読解力偏差値は、平均1年半という最も短い期間で同学年の子ども並みに追いつきました。
しかし、幼児期に移住した子らは現地並みになるには平均11年半もかかりました。家庭では保護者と日本語で会話する環境の中で自然と身につける英語の語彙が足りず、小学3年ごろになると算数以外の授業についていけなくなる子も出てきました。学業成績が一番高かったのは中学から行った子どもたちでした。
2024年3月6日付朝日新聞 早期教育へのギモン お茶の水女子大学名誉教授・内田伸子さんに聞く より 以下同じ
※内田伸子(うちだのぶこ)さん。専門は発達心理学、言語心理学。
最近、新聞を読んでいて、意味が取りにくいなと思うことが
しばしばあったりして。
『家庭では保護者と日本語で会話する環境の中で、
自然と身につける英語の語彙が足りず』
という読み取りでよいのですよね?
読点を打ってほしくなります。
まずは母語をしっかりしてから
第2言語を学んだほうがよい
との説は聞くことがあって
ワタシもそっちの説かな~と思っていて
それをわかりやすく支持するような
興味深い内容の記事だと思いました。
この記事を読む限りでは
外国語と学業とを身につけやすい時期として
中学から移住(外国語環境に身をおく)がベスト
とワタシは考えるかな。(我が家は移住はしないけど^^)
様々な事情で人生は進んでいくものだから
どうしたら、よりベターな方向を目指せるのかを
考えていくわけなのだけど。
母語を土台に「考える力」をしっかり耕し、外国語は聞き取り能力も高い小学5年ごろから学ぶのがよいでしょう。
ともあって、我が家のコドモも
いよいよもうすぐ小学5年生になるので
ちょっと、ふむ、と思うところもありつつ
具体的にこうしよう、というのは現時点では
無いのですが…。