コドモに「お母さんの仕事は無駄」 と言われて考えこんじゃってました。
「お母さんが仕事に行くと、幼稚園に行かなきゃいけなくなって、
家で遊べなくなるから、お母さんの仕事は要らない」という意味で
コドモが放った言葉が、ワタシには、
「お母さんの(今の)仕事は、(お母さんの人生における時間の)無駄」
と聞こえてしまった、という記事を、17日前に書きました。
その間、日々を過ごしながら、
ずっと頭の一部で、どことなく考えていて、
今朝、1つの結論めいたものが出たので、書いておこうと思います。
仕方なくたどりつくところ
きっかけは、新聞記事。
うまくいかないことがあっても慌てなくていい。仕方なくたどりついたところにいい人がいて、何の役にも立たなかったことが急に価値を持つようになる、と。
2019年9月22日付朝日新聞 10代の君へ タレント 恵俊彰さん
ボチボチ50代になりますが・・・。汗
経験的に、毎回、というわけではないですが、これはあるな、と思います。
ワタシだったら、価値を持つようになることもある。と表現します。
希望的観測に過ぎませんが、これからも、あるかもしれません。
何となくやりたいからやってて、たどりつくところ
もう1つ思い出したのが、コレ。
本自体は読んでないですが、あとがき部分がブログでも公開されていて、引用します。
スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式に呼ばれて祝辞を述べたことがあります。そのときにとてもよいことを言っています。
The most important is the courage to follow your heart and intuition, they somehow know what you truly want to become.
「いちばんたいせつなことは、あなたの心と直感に従う勇気をもつことです。あなたの心と直感は、あなたがほんとうはなにものになりたいのかをなぜか知っているからです。」僕もジョブズに100パーセント同意します。たいせつなのは「勇気」なんです。というのは「心と直感」に従って(「なんとなく」)選択すると、「どうしてそんなことをするの?」と訊かれたときに、答えられないからです。エビデンスをあげるとか、中期計画を掲げるとか、費用対効果について述べるとか、そういうことができない。
中略
どうしてやりたいのか、その理由がうまく言えないけど「なんとなくやりたい」ことを選択的にやった方がいい。それが実は自分がいちばんしたかったことだということは後になるとわかる。
内田樹著「そのうちなんとかなるだろう」あとがき マガジンハウス刊
自己啓発本によく書かれているのですよね、
自分の直感や、後はワクワクする気持ちに従った方がよい、という考え方。
ただ、やっぱり、
アップル創業者のジョブズさんや、
東大卒(手っ取り早い経歴表示で何だかなぁ?ですが)で著書多数の内田さん、
その他多数の自己啓発本の著者のような方達と
自分とを同列に扱うのは、どう考えても無理があります。
成功した人しか本書きませんし。
能力差もあるでしょうし、既に、ワタシ49歳ですし。
そう思う時点でダメ!とか言われるかも、ですけど。
直感やワクワク感に従っていくと、なりたいものにはなれる。
やりたいことがやれる。
ただ、それが社会で、お金と交換できる程に必要とされるものかどうかは別問題。
(必要とされることなのだけど、やり方が悪い、という場合もあると思います)
必要なものであれば、生活していく分は稼げるし、お金持ちになれる可能性もある。
そうでなければ、お金は稼げない。
ということかな、と。
当たり前すぎる結論? ^^
ワタシがたどりつくところ
凡人のワタシは、ある程度需要がある(お金を稼げる)ところで、
そこそこ自分が嫌ではないことをやっていくのもいいんじゃないか、
仕方なく(と言うと、語弊ありますが)たどりついたところで、
自分なりに頑張ってみるのもいいんじゃないか、と思いました。
その上で、ワタシの人生はまだ続いていくようなので、
直感やワクワクに従う部分も残しておく、と。
仕方なく、の部分と、なんとなくやりたくて、の部分の、
割合はその時々で変わるとしても、2本立てで、日々を過ごして、
そこそこお金もあって(そこそこ、というのが難しいのかもしれませんが)、
あぁ楽しかった! 幸せだった! と言って死ねればいいな。
子育ては壮大な実験!と思ってきましたが、
ワタシの人生も、まだまだ実験中なわけで。
コドモに「お母さんの仕事は無駄」って言われたからって、
そんなに動揺することもなかった、という、現時点での結論でした。
ワタシとコドモの合作。