「『100点と0点の真ん中が平均点になる』ってことに気づいたんだよ~」
と、嬉しそうに、小3コドモが話してくれました。
ワタシからすると、
「え? そんなこと?」
という感じがなくはなかったのですが、
コドモにそう言われて思い出した新聞記事が。
素粒子物理学者の松浦壮さんの記事です。
松浦さんが5歳頃の時の、お父様との会話です。
父:「2と4を足してごらん」
私:「ん~~、6!」
父:「いいね。6の半分は?」
私:「半分? う~んと…3?」
父:「そうだね。ところで、2と4の真ん中の数は何?」
私:「3でしょ?…あれ?」
父:「面白いだろ? 足して半分にすると、いつも真ん中の数になるんだよ」
2022年12月12日付け朝日新聞 知は力なり 慶応大学教授(物理学)松浦壮 以下同じ
色々な数で試してみて、全てお父様の言う通りになったことに
松浦さんは大興奮だったそうです。
才能っていろいろあると思うけど
その感性が、まず、才能かな~、と思います。
お父様の声掛けがまた素晴らしいなと思いますし。
我がコドモが
「『100点と0点の真ん中が平均点になる!』
と気づいて嬉しい」と感じているなら
その感性は大事にしてほしいな、と思ったのでした。
記事にはこのようにも書かれていました。
「研究者たれ」
おそらく、この一言に尽きるのでしょう。学問としての新規性は必須ではありません。世界中の人がわかったと言っていることでも構いません。自分にとってわからないことに、自分が納得するまで向き合うプロセスこそが研究です。この取り組みは、わかっていない自分自身を楽しむということでもあります。なんとも豊かなことです。
未知のことを研究しなきゃいけないってなると
一気にハードル高くなるけど、
世界中の人が既知のことでもいい、
自分が興味のあることを研究すればOKなんだよ
って言われたら、ちょっと勇気づけらます。
でも、いろいろ忙しいし、
興味もそこまで続かなかったりで、
何でも究めるってことは難しいですけど。^^