新聞記事から。
俵万智さん(歌人)が子育てについて書いた記事を読みました。
出産は東京だったそうですが、
その後、地方に引っ越しをされ、
その際に「(地方で)教育は大丈夫?」と言われた、と書いてありました。
息子さんはAO入試を中心にトライし、
息子さんにしては上出来な( ← 俵万智さんの表現^^)大学に
今春、入学されたそうです。
そして
~ 東京で子育て中のママ友たちからは、今度は逆に「どうしたら、そうなれるの?」と聞かれている。
けれど「そうなるために、どうするか」という逆算は、おすすめできない。だって、そうならなかったら、さかのぼって子どもを否定することになってしまう。ゴールの線引きをするのではなく、野放図に。その時その時の充実を、一番に。聞かれて気づくのは、むしろ逆算しないことの大切さだ。
2022年5月11日付け朝日新聞 想 日向夏のポストから 俵万智 より
俵さんの子育ての基本方針は
自然に触れること、地域社会に頼れること、子どもだけで遊べること。
で、それを達成するのに地方がよかった、ということでした。
が、上出来な大学に入学させるというゴール?
(ゴールになんてなりはしないと思いますが^^)を
予め考えていて、
そのために、地方で子育てをしよう、
という風に考えていたとして、
ねらい通りにうまくいったなら、大成功!
となるかもしれないけれど、
そうならなかった場合は、
私の子育ては失敗だった、子どもはダメな人間に育った、と
親子ともども両方の否定になってしまいそうな・・・。
何かゴールや目標を決めて、
そこから逆算して計画をたて、達成に向けて進む、
その大切さはよく言われていて、
それはそれで、その通りだと思います。
が、
必要以上に強調されているような場合もあるのかな~と感じるので、
そんな中、
あえて、の、逆算しないことの大切さ
に触れた文章として、心に残りました。