『緊急事態もう少し長ければ』
という朝日新聞の社説 余滴を読みました。
国立感染症研究所のグループが先ごろ、興味深い調査結果を公表した。~中略~
10月末までに国内の感染者から分離された約1万株を分析したところ、3月に欧州から入ったウイルスは一時期、300を超える系統に分かれて広がった。だが、対策の効果で、6月ごろには2系統を残して消失したという。この2系統を抑え込むことができていれば、7月以降の感染拡大はなかったかもしれないというのだ。~中略~
政府は5月31日に設定した緊急事態宣言の期限を待たずして、25日に全面解除した。この日、全国で確認された陽性者は20人。
2020年12月27日付け朝日新聞 社説 余滴(科学・医療社説担当)より
今更、たら・れば の話をしてもほんと仕方ないですが、
元々の設定期限通り(か、もう少しプラスして?)、
緊急事態宣言を続けていれば
現在の感染拡大は防げていたかもしれない
(検証はまだ、のようなので、確かな話ではありません)、
とするなら、その6日か何日かの期間を急いでしまったことは、
本当に悔やまれるな、と。
7月25日時点で、ワタシも記事に書いてました。
我が家の経済活動は我が家が決めようと思う - 好きに暮らす -now or never-
来(きた)る夏休みも安心しては出かけられなさそうだし、
今後、状況がさらに悪くなる可能性は高いだろう、
という気持ちもあって。(わかりませんが)
せっかく、一時、感染者が大分減ったのに、
とても残念で、今後が怖いです。
素人考えでしょうが、減った時点でもっとコントロールしながら、
徐々に経済をまわすようにしていけなかったのだろうか? と
思ってしまいます。
(この時点でニュージーランドはかなりうまくいっているように見えます)
一時感染者が減った時が、感染をコントロールして
経済をまわしていけるようにする最大のチャンスだったように
ワタシは感じます。
今現在の状況から感染者を減らしていくのは、
また更に時間と労力、お金等がかかる、と思います。
体力(メンタル・経済含めて)も弱っているし。
ワクチンも、まだまだ不安がある状態に感じますし。
コロナウィルスが
現在は感染力が強くなる方向に変異しているそうですが、
できれば弱毒化の方向に向かってくれないかな、と
願います。
(感染した相手に生きていてもらわないと
ウィルス自体も死んじゃうので、
ウイルス自体の生存戦略として、そっちに向かってくれ~と)
いろいろな情報やメッセージがありますが、
これまでのところ
いちばんワタシの心に突き刺さるのは
現場の看護師さんたちが働いていらっしゃる様子が
映し出されるTV画像です。
淡々と、いちいち防護服を着替えて、消毒して、清掃して・・・
ワタシにはできません。できない、です。
ワタシが怖がりかつ優しさが少ない性分なのかもしれませんが、
仕事とはいえ、
自分が感染するかもしれない、と思いながら、
患者さんに寄りそうなんて。
この、薄情なワタシでも
我がコドモ相手だったらできると思います。
実際、インフルエンザの時も
「自分にも感染するんだろうな」と思いながら傍にいましたから。
濃厚接触しない、なんて不可能、と思っていました。
コドモはやっぱり特別です。^^
オットの場合は、大人なので
かなりお互いが気をつけることは可能なので、また別。
看護師さんだけでなく、
他にも感染リスクの高い立場のかたいらっしゃるとも思っています。
看護師さんのことを思ったら、リーダー的立場の人が
何を言っていても、何を言っていなくても、
自分が怖がりなせいもあり、
迂闊なことはやっぱりできないな、とワタシは思います。
と言っても、それはいち個人の考えであって、
全体として一気に行動しなければ
いつまでもいつまでもウイルスは
いとも簡単に生き延びていくと思うので・・・。