好きに暮らす -now or never-

短時間パートママが8歳男子の子育て中。好きに書いてます。^^

【書籍】養老孟司『子どもが心配』(×宮口幸治の章)を読みました

養老孟司さんの『子どもが心配』を読みました。

 

こちらの本です。

養老孟司さんと、日常子どもに接している4人の識者との

対談をまとめたものです。

 

今回は、

児童精神科医の宮口幸治さんとの対談部分から。

宮口さんはこちらの本を書かれたかたです。

本自体はワタシは読んでいません。TV番組で内容を多少見聞きしています。

非行化の分岐点

宮口 非行化の分岐点は「勉強についていけるか、いけないか」と感じます。勉強についていけないから、学校がおもしろくなくなる。学校をサボりがちになり、常にイライラした感情を抱えるよういなり、友達もできず、悪いこと(万引きや窃盗など)に手を出してしまうようになるのです。

子どもが心配 養老孟司 PHP新書 以下同じ 

宮口さんによると、非行や凶悪犯罪の原因として、

友達不在、いじめ、家庭での虐待などの要因があるにせよ、

根っこには「学業での挫折」があると考えてらっしゃるようでした。

 

驚きました。

ワタシは、どちらかというと

家庭の問題が根っこにあるのでは? という風に

これまで漠然と考えていましたので。

 

同時に、もし、学業が根っこの原因であるなら、

勉強さえ落ちこぼれなく

教えてあげることができるなら

それだけでも救われる子どもは増えるじゃん! と、

ちょっと嬉しい気持ちにもなりました。

あたたかい家庭を提供することよりは

学業支援のほうが提供しやすいように感じるので。

 

オットの意見

と思って、オットにその箇所を見せたら

「うーん。勉強についていけるかどうか、っていうこと自体よりは、

 勉強についていけてない時の

 周囲から投げかけられる目線のせいが

 大きいんじゃないかって(オレは)思う。

 勉強が苦手なだけで人格まで否定するようなことあるでしょ。

 親だって、怒る内容が「勉強しない」とか「成績悪い」とか、

 そんなのばっかりだったりとかさー」

 

ふむ。

自分(とオットも)、勉強についていけなくはなかったし、

非行少年でもなく、身近に非行少年もいないので、

本当のところはどうなのか、わからないのだけれど、

一理ある???

 

確かに、傍から見れば十分成績優秀なのに、

親の合格ラインがとても高くて、

子どもへの目線がネガティブ過ぎる場合、

その子の自己肯定感がとても低くなっちゃってる場合を

見聞きしてきた(不登校生に関わっていた頃の経験です)ことを考えると

投げかけられる目線の力というのは大きいかも? と思えます。

 

宮口さんによると、医療少年院で出会った非行少年の

大体の子は小学2年くらいから

勉強についていけなくなっていたそうです。

勉強どうこう以前に、明らかに「見る力」などの認知機能や知的能力そのもの? が弱いそう。

それが学校でもずっと放置されていたとすると、

それは耐え難い苦痛だろう、ということは想像できます。

放置状態なだけでも、

無視されてる、存在を否定されてる感じかなと

思いますし、

さらに、放置以上のマイナスの目線を投げかけられていたとしたら・・・。

たとえマイナスの目線でも、無視よりはマシ、という説もありますので

どちらがどうかはわからないけど、いずれにしても、

ツライ状況だと思います。

 

思い起こせば

身近に非行少年いないし、、、と思ったけれど、

思い起こせば、

中学の同じクラスの同級生にそういった感じの子が

3人程いました。当時、非行化はしていませんでした。

授業に追いつけてなくて、

授業妨害する子だったり、不潔だったり・・・。

あまり話したことなかったけど、何を感じていたのか・・・?

何とかしようとしてた先生もいたけど

成功してた風には見えなかったし、

それ以上の特段のフォローもなかったように思います。

当時のワタシも積極的に関わろうとはしていませんでした。

 

養老さんの心配は、

これからますます、そういった置いてけぼりになる子が

増えるんじゃないか、ということのようでした。

 

近年、特別支援学校等は増えているそうなので、

それは置いてけぼりを少なくする方向に向かっているのか、どうなのか?

 

親は「安心安全の土台」「伴走者」

親は「安心安全の土台」と「伴走者」になることが求められる

のところがちょっとおもしろかったです。

宮口 「伴走者」は、車の助手席に乗っているイメージです。「一人でやりなさい」と突き放すのは、教習所で運転を学んだあとにいきなり首都高速に乗れ、というようなもの。子どもが新しいことにチャレンジするときは不安ですから、最初のうちは伴走者として見守ってあげるのがいい。

 とはいえ口出しは禁物です。「そこ、早くブレーキ踏みなさい」「もっとスピード出しなさい」「早くハンドル切りなさい」などと言ってはダメ。そっと見守り、何か困ったときにアドバイスしてあげるといいでしょう。

 このことは、認知機能の弱い子どもだけではなく一般の子ども、ひいては大人でも同じ。「安心安全の土台」と「伴走者」がなくては、チャレンジがうまくいかないのです。 

性格により? 伴走者の必要度合いも様々だし、

どの程度困らせておく(考えさせる・考える)かもいろいろと思いますが、

この、口出しの部分の例がとてもわかりやすい^^感じがしました。

 

長くなっちゃったので、他の章については、また別記事で。多分。