田中孝幸さんの『13歳からの地政学〜カイゾクとの地球儀航海』を読みました。
こちらの本です。
『13歳からの~』ですが、自分の為に買いました。
高校では地理を選択していましたが
あまり身になっていません。
世界のことを知らなさ過ぎ、と我ながら思います。
パラパラめくって、ワタシが興味をひかれた目次ページの文言。
「日本のそばにひそむ海底核ミサイル」
「国の位置が外交を決める」
「絶対に豊かにならない国々」
「なぜアフリカにはお金がないのか」etc.
一番興味をひかれたのは
「なぜアフリカにはお金がないのか」
結構疑問だったのです。(といって調べるまではしてこなかったわけですが)
「昔、植民地だったから」とか
「気候風土が厳しいから」とかの答えを
何となくイメージしていたのですが、
でも、そこには更なる理由が書いてありました。
本当は資源に富み、気候のよい地方もあるそうで、
独立後であったなら、もっと豊かになっていても
おかしくないはず、とのことで。
本には、ワタシにはちょっとショッキングなことも書いてあって
そこはぼかしますが、
何だかんだ、違う部族民族がたくさんある、
というのが結構理由として大きいのかなと思いました。
先進国のせい、と思える部分として、
元々、国境線を引いたのが、植民地時代の支配者側だったとのことで
民族部族のまとまりが考慮されていないと初めて知りました。
だから国境線が不自然に直線だったりしたんだ・・・。
忘れてるだけで、もしかして習ってるかな~?
その為、同じ国内に違う民族部族がいる場合があって、
争いが起きやすい。
選挙や、時には暴力でリーダーが決定しても
身内だけを優先したり、異なる民族を冷遇したりして、
なかなか国は安定しない。
そこに先進国の悪い人たち? も絡んで?
ますます国や国民にはお金が残らない・・・という感じのようでした。
また、誰もやりたがらない、つらい仕事をさせる為に
貧しいままでいさせたいと考える人たちもいる、と。
アフリカは人口も増えていて
巨大市場としても注目されているようだし、
携帯電話の普及率も高いそうなので、
儲けたい人が多めに儲けても致し方ない部分
あるかもしれなくても
もう少し底上げできていかないもんかね、と思います。
日本のいち庶民としては
まずは知ることから、できることから、でいきたいと思います。
本は
高校1年生と中学1年生の兄妹に
アンティークショップの店主らしき?「カイゾク」が
7日間かけて、世界について講義する、という形式で
とても読みやすいです。
初めて知ることも多く書いてありました。
何せ知らなさ過ぎなので^^
歴史認識的なことは多面的に考えないとよろしくないと思うので
また勉強したいと思います。
のほほんと暮らしてるとあまり意識しないけど
それはそれで幸せなことだけど
世界には考えるべきことが山積してると再認識させてくれる本でした。
自分や我が家は幸せでありたく、
かつ、世界も幸せな方向にいってほしい、です。