小1コドモはスマホは持っていませんが、
何せフォートナイト・動画視聴時間が長いので、
同じモニター使用もの、ということで、
気になって読んでみました。
読んだのはこちら。
人はスマホにハマりやすい
まー、スマホだけでなくPC、ゲームetc.も
子どもだけでなく大人にとっても、
人間の脳の進化の歴史から考え合わせると、
こんだけハマりやすい(個人差はあるにせよ)ようにできているんですよ、
というようなことが書かれていました。
その部分を無理やり要約すると、
人間も他の生物と同様、
基本生き延びるのに適したほうが生き残ってきた。
注意散漫にし、不安になったり、
情報をとりにいったり、
危険を察知できたほうが生き残りやすかった。
(スマホ、SNS等にハマりがち)
何かいいこと(食料等)があるかも? と不確かな結果に賭けて、
あきらめずに行動を起こしたほうが生き残りやすかった。
(スマホの他、ギャンブルにのめりこむ人もいる)
周囲の人々についてよく知っていたり、
自分のことを話して協調的だったりしたほうが生き残りやすかった。
(噂好きで、自分語りしがち)
現在は、スマホやPCの世界で同じことを繰り広げているようなもの。
スクリーンに映し出されるちょっとした広告、ニュース、
着信メッセージ、リンク、etc.etc...
それらを、どんどんクリックしていく。。。
もともとは生き残り戦略だったはずの脳のメカニズムのせいで、人間はデジタルのごほうびに次々と飛びつく。
『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン著 久山葉子訳 新潮新書 以下同じ
ふーむ。わかる部分あります。
しようと思えば、時間をネットで費やすことは
全然難しくない・・・。
あなたがフェイスブックやインスタグラム、ツイッター、スナップチャットに費やす1分1秒が、企業にとっては黄金の価値を持つ。広告が売れるからだ。彼らの目的は、私たちからできるだけたくさんの時間を奪うこと。
このような企業の多くは、行動科学や脳科学の専門家を雇っている。そのアプリが極力効果的に脳の報酬システムを直撃し、最大限の依存性を実現するためにだ。
そっかー。
真に受けていいのかどうかワタシにはわかりませんが、
気をつけないと、ですね。^^
というか、ほんとにつくづく、
メディア全般とか、広告とかにも、ですね。
子どもや若者への影響
で、特に子どもや若者への影響という部分。
前頭葉は衝動に歯止めをかけ、報酬を先延ばしすることができるが、成熟するのが一番遅いこともわかっている。25~30歳になるまで完全には発達しないのだ。
ので、スマホ依存(多分、ゲーム依存にも)になりやすい。
3ヵ月スマホを使用したあと、一連のテストを行い、報酬を先延ばしにするのが前より下手になっているのがわかった。
報酬を先延ばしできなければ、上達に時間がかかるようなことを学べなくなる。 ~ 「今の子供は即座に手に入るごほうびに慣れているから、すぐに上達できないとやめてしまうんです」
う~む。うまくいかない間の粘り強さ、大事だものね~。
ゲームのよいところ
一方、こんなくだりも。
コンピューターゲームは空間認識能力を養うし、問題解決の訓練にもなる。~
カロリンスカ研究所の教授トルケル・クリングベリは、子供でも大人でもコンピューターゲームを使えば作業記憶を鍛えられることを証明した。~
デジタルの補助手段を使うことで数学から言語、歴史、自然科学まであらゆることを学習できる。つまり、スクリーンのついた端末すべてに警告を発さなくてもいい。
この部分は、フォートナイトに夢中になっている
コドモを見るにつけ、
ちょっとホッとするところではありますが。
我が家の結論的には、
睡眠をしっかりとり、適度に運動し、
学校に行き、宿題をやる、という基本の上で、
フォートナイトは友だちとコミュニケーションとりながら行い、
7時には自ら終わらせる感じで、
そのまま、続行で大丈夫かなぁ。長過ぎるかなぁ。
この本の著者は、スクリーンタイム(スクリーンを見る時間)は、
8歳未満の子どもなら1時間まで、と書いています。
夜、眠る前、
「日曜日、お母さん○○行くから(オットは在宅)」
「やだ~」
「フォートナイトやってれば?」
「え~、だって友だち誰もやってないかもしれないよ」
「じゃ、動画見てれば?」
「動画は、フォートナイトどうやってるかな~って見てるだけだよ。
見てるだけより、やるほうが面白い」
一応、見るだけより、自分と友だちとで実際にやるほうが楽しい、
という感覚はあるんだな、と。^^
そりゃそうか。^^
動画でいろいろ研究して? 実際プレイしたりしているんだな、
と、これまた少し安心したのですが。
人と幸せの関係
その他、幸せについて、ナルホド、と思った記述。
「こんなに恵まれているのに、なぜ精神状態が悪くなるんだろう」その答えは、自然が人間に長く続く幸福感を埋め込む価値を見出さなかったためだ。
幸せ気分でボーッと生きているより、
不安な気持ちで危険を察知したり、
たとえば、もっと食べ物を見つけたいと欲求を持ち
新たに行動に出たほうが生き残りやすかった・・・。
以前、「幸せになってもあんまりほめられないから
幸せを得ることより頑張ったり我慢したりすることを
重視しがちなのかな~」
なんて考えたことがあったので、ナルホド、と思いました。
50歳になりました! - 好きに暮らす -now or never-
まとめ
今時「え? まだガラケーなの?」と言われちゃいそうですが、
スマホ、実はワタシもまだ持っていなかったりします。
ワタシが持って、コドモが興味を持ってしまうのを懸念して、
PCはあるし、ガラケーで事足りていたのもあって(安いし)、
スマホは持たずにここまで来ました。
とは言え、「LINEやってる?」と聞かれることもあるし、
「もう修理対象ではありません」と通知が来たりしているので
ぼちぼち購入を考えてはいるんですが。^^
月並みですが、つきあいかたが大事ですね!
新しい技術が人間に与える影響は
常に後追いの研究になってしまうから、本当に気をつけないと!
昨日、たまたま某TV番組でこの本が紹介されていて、
コドモも一緒に見ました。
「ぼくスマホ持ってないから、大丈夫だね」ですと!^^
そ、そだね。^^