小3コドモ、毎日、音読の宿題があります。
浮かない顔で
「今日の音読、暗い話なんだよなー。
やだなー」
元々、そんなに音読熱心な子ではないので^^
「そーかい、そーかい」
と適宜聞き流していました。
が、いざ音読を聞き始めると、
「あー、確かに」な内容。
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一通り音読し終わった時点で
コドモは涙目に。
間もなく
「うわぁーん」と泣き出しました。
小さな女の子が主人公の、戦時の話でした。
父親が出征する前日、家族4人で遊んだ。
時が経っての、空襲の夜。
翌日、翌々日、
そのまた次の日・・・。
最後、離れ離れになった家族4人は・・・、
という展開のお話でした。
全体に悲しい話で、
その中でも
「どの場面が悲しかったの?」とちょっと聞いてみたかったけれど、
それも憚られるような泣きっぷりで
「そうだねぇ。悲しいお話だったね。
でも、ママいるから大丈夫大丈夫」
というのが精一杯でした。
2~3日して、コドモのほうからその話を振ってきたので、
聞いてみました。
「どこらへんが一番泣く感じだったの?」
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「迷子になるところ」
空襲の夜、女の子は母や兄と一緒に逃げたけれども、
やがてはぐれて一人ぼっちになってしまった、
というところのようでした。
『もし、空襲の中であればなおのこと
そうでなくても、現在の日常生活の中であっても
フッと迷子になったら
きっとこの子(コドモ)も泣いちゃうってことなんだろうなー』
と改めてワタシが思ったということと、
一応
『ふむ。文章から場面を想像して、感情移入して読んでるのか』
という風にも思いました。^^
あまんきみこさん作『ちいちゃんのかげおくり』というお話です。
自分が小学生の頃に習った記憶はなく、今回初めて知りました。
あまんきみこさんと言えば、ワタシは『白いぼうし』が印象に残っています。