佐渡島庸平さんの『観察力の鍛え方』を読みました。の続きです。
こちらの本です。
前回記事があまりにあまりに消化不良過ぎたので、
【書籍】佐渡島庸平『観察力の鍛え方』を読みました - 好きに暮らす -now or never-
もう少し詳しめに、自分用にメモしておきます。
適宜、言葉使いは自分がわかりやすいようにアレンジしています。
まとめ方も佐渡島さんの意図したものとは
違うことになっているかもしれませんが、
あくまでワタシのメモということで。
よい観察をする為に
よい観察をする為には、悪い観察をしないようにする
悪い観察=バイアス(=佐渡島さん語では、メガネ)がかかった観察
バイアスの例
①認知バイアス:意識・知識による観察
a. 思い込みバイアス
b. 悲観しがちバイアス
c. 同調バイアス
d. 肩書・レッテルバイアス
e. 成功者バイアス
f. 問題の所在を求めるところを間違えてるバイアス
g. 後知恵バイアス・正常性バイアス
②身体・感情バイアス
③コンテクストによるバイアス:背景・文脈によるバイアス
バイアスははずせない(バイアスがあることで瞬時に身を守ったりできる)
ものだから、
どんなバイアスを持っているかを把握しておくことが大事。
バイアスを意識できるようにする。
一度疑って、状況を観察する。
バイアスを意識する為に
バイアスを意識するのに仮説をたてることが有効
観察サイクル
仮説 → 観察 → 問い → また新たな仮説へ、戻る
とにかく「仮説」を立てる。すると「仮説」を検証したいという欲望を伴った「観察」のサイクルが始まる。
『観察力の鍛え方』佐渡島庸平 SB新書 以下同じ
まず問いを立てる、という説もあるそうで、
佐渡島さんは、まず「仮説」を立てると回しやすい、と仮定。
起点はどこでもよく、このサイクルを回していくのが大事、とのこと。
行動サイクル
振り返り → 計画 → 実行 → また新たな振り返りへ、戻る
「計画」を起点に考えると実行の熱量が上がらず計画倒れになりがち。「振り返り」を起点にすると熱量が高まる。
ワタシは非常に納得。
PDCAサイクルがよく言われるけど、
そう! 計画倒れになりがちなんだよ!
いろんなアプローチがありますね。
仮説を立てる為に
西洋でも東洋でも、大胆な仮説があり、その仮説をもとに世界が観察された。様々な観察が起きたおかげで、仮説がアップデートされた。ニュートンの万有引力の法則も同じだ。
①まずは言葉で説明(言葉だけが意識的に使える、自分でコントロールできる道具だから)
主観を入れないで客観的に説明
→ 仮説を立てやすくなる
→ 仮説があると検証したくなるので、より主体的に観察するようになる
(観察サイクルが回りやすくなる)
②他者の評価を知る
他者の評価と自分の評価のズレを観察する
③データにあたる
④真似る・型に気づく
①~④が立脚点になって仮説が生まれる
仮説を作る時には主観的に!
思いついた仮説とデータを見比べるときには、客観的になる必要があるが、仮説を作るときには、思いっきり主観的になるほうがいい。
観察力を鍛えるには、客観と主観、具体と抽象を、適切なタイミングで行き来する必要があり、その切り替えのタイミングを理解していくのが、観察力を上げる肝とも言える。
ものすごくオモシロイと思いました。
検証して大ハズレな仮説だと結果しょーもない! ってはなるのだけど、
仮説が突飛であればある程、
オモシロイ説が新しく発見できるかもしれないわけで。
主観的だと、より情熱を注ぎやすい、という部分もありそうだし。
⑤自分の中の立脚点:自分のモノサシ
自分の価値観=北極星=道標
ブレないもの。だけど、アップデートするもの
このモノサシは、握りしめすぎると、融通の利かない頑固さを生み出してしまう。あくまでも、現実を観察するための道具であり、アップデートするものだ。そうとらえておくと、仮説を導き出す道具として機能する。
観察力を鍛えて
観察力UP → インプットの質UP → 感性UP →
気づくことが増える → アウトプットの質UP
で、毎日が豊かになるといいな~。^^
日常生活に、仮説、観察ということをあてはめて考えて、
ワタシにはとても新鮮な考えだったのですが、
もしかして、
研究者さんたちは日々当たり前に行っていたり
することなのですかね?
「見て盗め!」みたいなことも
こういうことでもあるのかな~とか。
他に、感情と関係性、あいまいさの話題も出てきます。
が、その話は今回の記事では割愛します。