好きに暮らす -now or never-

短時間パートママが8歳男子の子育て中。好きに書いてます。^^

【書籍】池上彰『なんのために学ぶのか』を読みました

池上彰さんの
『なんのために学ぶのか』を読みました。

 

こちらの本です。池上さんの本が続いています。

半世紀も生きていれば

自分なりの「学ぶ理由」の答えは持っています。

が、

池上さんだったら、どう答えるのかな?

と思って手に取りました。

印象に残ったところを中心に。

 

民主主義の話

民主国家では、かならず言論・出版の自由を保障している。それによって国民は政府の政策を批判し、不正に対しては堂々と抗議することができる。

『民主主義』文部省(現・文部科学省)

※1948年から53年まで中学高校で使われていた文部省著作の教科書で、復刻版が径(こみち)書房、角川ソフィア文庫から出ているそうです。

 

それはまぁわかっていたことだけれど

その後に続く文章に、ナルホド、と思いました。

その自由があるかぎり、政治上の不満が直接行動となって爆発する危険はない。政府が、危険と思う思想を抑圧すると、その思想はかならず地下にもぐってだんだんと不満や反抗の気持をつのらせ、ついには社会的・政治的不安を招くようになる。

『民主主義』文部省(現・文部科学省)

自由に言わせたほうがかえって

爆発につながりにくい、という政府側の現実的なメリット? について

あまり考えたことがなかったのですが

言われてみれば、確かに〜。

それでも爆発することがあるのだけれど。

 

そして、今回、一番印象に残った部分。

要するに、有権者のひとりひとりが賢明にならなければ、民主主義はうまくゆかない。

『民主主義』文部省(現・文部科学省)

それを受けての池上さんの言葉。

「ひとりひとりが賢明にならなければ、民主主義はうまくゆかない」は耳の痛い言葉ですね。私たちが政治を批判するのは簡単ですが、批判する私はどこまで賢明なのかが問われるからです。

『なんのために学ぶのか』池上彰 SB新書 以下同じ

 

よりよい社会にするために学ぶ

という発想は恥ずかしながらワタシの中に

あまり明文化されていなかったので、

そっか~、と思いました。

子育て中の身としても

今後小3コドモに何か問われた時に

こういう部分も言ってよいことかな、と思ったのでした。

 

その他のメモ書き

①中学の教科書はよくできている。←同感。

②「失敗したらどうするの?」ではなく、アメリカ流で「プランBはどうなっていますか?」←この言い換えはよさそう。

③特に経済学は学者や学派によって学説がまるで違う。マルクス経済学と近代経済学で違って、近代経済学の中でもケインズ派と新古典派で違う。←世の中で解決していない案件って理系でなくても数多くあるのだな、と。

④江戸時代、寺子屋が多くあり、日本人の読み書き能力は、当時既に、イギリスと共に世界トップレベルだった。だから明治に入って一気に発展できた。

⑤明治の人々が外国語を一つ一つ日本語に置き換えてくれたおかげで、私たちは日本語のままで学術研究ができる。

 

池上さんの気持ちがよく伝わってくる感じだったところ

日本の元号が長く続いてきたのは言霊信仰からではないかということを、今回、新しく元号が変わるにあたって自分で思いつきました。どこかの本にそういう話が書いてあるわけではありません。自分でオリジナルの考えとして思いついたのです。

 ほかの人が言っていないことに気がつくのは嬉しいものです。

この話は、とてもよくわかりました。

世界は広いので、

自分のオリジナルと思っても

既にほかの人が言っているかもしれないんですが、

でも、それを外からの情報として受け取る前に

自分の中から出てきた! と思える時は非常に嬉しい! です。

(自分の中から何かが出てくるには、前提のインプットが必要だし

思いついた後の検証も必要)

その後、その考えと同じ考えの人に

本などで出会える時もまた非常に嬉しいです。

 

知らないことがあまりに多いと、ときに絶望的な気持ちになりますが、

ちょっとなる・・・。

 

けど、だから楽しみでもある。。。

少しでも知ることで、「知の宇宙」に乗り出して行くことができるような気持ちになります。

 

最後に

池上さんが

「お前には専門性がない」と言われてショックを受けての話。

周囲を見渡すと、「あらゆるニュースをやさしく解説する」という専門性を持った人は、見当たらない。これはこれでニッチな業態じゃないか。私一人くらい生きていけるんじゃないか。そのニッチなジャンルでニュース解説の本でも書いていけば、そこそこなんとかなるんじゃないか。

ということでの、現在の活躍なのだな~と。

いろいろ学びたいと思います。