好きに暮らす

短時間パートママが小5男子の子育て中。好きに書いてます。^^

中学受験についてネガティブ寄りの経験談2つ

都内や、都内以外の首都圏在住の
子育て終了世代の方と話す機会があったので聞いてみた。

 

「ニュースとかでたまに聞いたりしますけど

 やっぱり都内って中学受験過熱気味なんですか?」

 

   ・

   ・

   ・

 

「過熱気味じゃなくて、過熱してます」

 

「・・・」

 

「中受が盛んな地域の公立の小学校は大変。

 クラスの8割が中学受験をするようなクラスだと

 それぞれ塾で勉強してるから学校の授業なんて

 簡単過ぎてバカにしちゃって

 ベテランの先生じゃないと、もう授業が成り立たない。

 荒れてる。 

 後、受験後、燃え尽きちゃってる子もいる。

 あんなに勉強したのにダメだった…

 あんなに勉強して志望校に入ったのに

 まだ勉強しなくちゃいけないのか…

 どっちもある」

 

   ・

   ・

   ・

 

「公立が荒れてるから私立に行かせたい。

 っていうことでの中学受験なのか

 行かせたい私立があるから私立に行かせてる層が増えたら

 その結果、公立が荒れ出した…

 の、どっちが先なんですかね?」

 

「私の考えだけれど」という前置き付きで 

「それは、親が名門私立卒だったりすると

 やっぱり自分の子どもも通わせたい、というのは多い」

との返答。

あくまでも、その方の見立てでは、ということであって

勿論、事情は各家庭それぞれ。

けど、自分の母校に入学させたいっていうケースがあるのも確かなんだろう。

 

自分の母校がものすごくよかったと思っている場合

可能であれば、そこに我が子も行かせたいっていう親心は

わからなくはない。

その親心が、他のどの要素よりも勝る感じになるのかなぁ?

 

話してくれた方は

ワタシと同じく地方出身者(地方では、受験は高校入試から、が一般的)

都内(の中学受験が盛んな地域)で子育てすることになって

大分困惑されたそうで

「クラスの8割が中学受験する、ってなると

 やっぱり巻き込まれちゃって、うちも準備した。

 姑とかにもいろいろ言われたし」

結局、仕事の事情で中学受験の話は途中でナシになったそう。

 

「今思えば、我が子は中学受験する必要はなかった」

と、その方が言うので

「今考えたら、どうしていたらよかったですか?」

と聞いてみたら

「これだけ英語が必要な世の中になるのを見越して

 インター(ナショナルスクール)に入れたいかな」

とのことだった。

ふーむ。それはそれで(入学の)難易度高そうだ…と

ワタシは心の中だけで思ったのですが…。^^

 

「ワタシは地方出身者で、我が子は高校受験で、と思ってて

 今、小学校5年の息子ものんびり好きにさせてるんだけど

 それで、小学生のうちからガッツリ勉強してるような子たちと

 どんどん差がついていったりするのかな?

 と思うと、ちょっと気になって…」

と言ったら

「その(高校受験から、という)感覚は大事にしたほうがいいと思う」

と断言された。

ふむ。

 

   ・

   ・

   ・

 

また別の首都圏在住者の話。

「そんなガチの中学受験をさせたわけじゃないんだけど

 自分の母校が中高一貫になって中学受験ができるようになったから

 そこだけ受験させようと思って子どもを塾に行かせた。

 真面目な子(女の子)で、一生懸命勉強してた。

 でも、私も働いててあんまりフォローできなかったし

 結局落ちちゃって、公立中学に行った。

 中学に入ってから

 47都道府県の県庁所在地を書かせるテストがあったんだけど

 ぜんっぜん書けなかったみたいで…。

 中学受験でさんざんやってるハズなのに、だよ。

 本人もすごい自信なくしちゃって…。

 やっぱり、やらせるような勉強じゃ

 あんまり(記憶に)残らないのかなって思ったよ」

 

これはワタシも薄々感じているところで

「中学受験対策として、漢字ドリルを繰り返しやらせてるけど

 全然定着していってない」

みたいな話を聞くと

ほんと余計なお世話だけど、心配になったりすることがある。

中学受験での学習が実社会に出てからすごく役立ってる

という話も聞くので、本当にやりよう、なのだと思うけれど。

 

と、中学受験の、2サンプルでした。

お子さんたちは、現在、それぞれの世界で活躍中とのことです。^^

 

今回はネガティブ寄りな経験談2つになってしまったけれど

中学受験を通して子どもも親も成長するし

親子の絆も深まるという経験談も多々見聞きするので

ほんと、やりようが大事なんだろうなと思っています!