好きに暮らす

短時間パートママが小5男子の子育て中。好きに書いてます。^^

専業主婦(現代にあっては少数派)のモヤモヤ

あさイチ(NHK)2019年10月30日放送の『専業主婦のモヤモヤ』特集を見ました。

いろいろと思うところがあったので、つらつら書きます。

共働き(パート含む)世帯が増えて、外で働かないことに罪悪感

時代は移り変わり、 

2018年の段階で、共働き(パート含む)世帯が約1,219万世帯、

片働き世帯が約600万世帯となり、

片働きのほうが少数派(といっても1/3は片働きと言えるので、

そんなに少数派ってわけでもない、というのがワタシの感覚です)

になっているそうです。

1980年は、片働き世帯が1,100万世帯、

共働き世帯が約600万世帯とのことなので、

ほぼ逆転している感じです。

 独立行政法人 労働政策研究・研修機構調べによる

 

それで、

「専業主婦(夫)であることに、後ろめたさや罪悪感を感じたことがあるか」

との質問に、

ある25.4%、少しはある31.2% ない41.7%、その他1.7% 

(女性804人、男性11人対象 2018年しゅふJOB総研調べ)

というアンケート結果も出ていました。

罪悪感の理由は、一言で言うと「働いていないから」でしょうか。

(実際は、家事・育児・介護等をしていたら、

 働いているんですけどね)

 

ワタシの専業主婦時代、罪悪感は・・・

ワタシも専業主婦だった時期があるので、

ワタシの感覚について書いてみたいと思います。

正社員→派遣社員→結婚→派遣社員→

出産→専業主婦→コドモが年少になってパート→

保育園中退して専業主婦→

幼稚園入園して派遣社員という変遷です。

 

結婚前(結婚してからだったかな?)、ワタシがオットに伝えていたのは、

「子供ができたら、3年間は養ってほしい。その後は、普通に働くよ」

というものでした。

コドモが年少の学年になるまで、専業主婦でしたが、

罪悪感や後ろめたさは全くなかったと思います。

だって、大変だったですもん。^^

むしろ、仕事の方が楽な面も大いにあると思っていました。

(自分のペースで進められる部分があります。子育てはそうはいかない!)

 

ワタシのパート時代、罪悪感は・・・

ワタシが罪悪感を感じたのは、コドモが年少から保育園に入って、

ワタシがパートに出るようになってからです。

3歳児神話(3歳までは母親が育てないと、

子供の精神発達に悪影響が出やすいとの説)に合理的な根拠はないと

聞いてはいましたが、そういった知識や常識どうこうではなく、

もっと単純な発想で、目の前で「ママと離れたくない」と

泣いて訴えるようなコドモを無理やり預けて、仕事に行くわけで、

「世の中がどう言おうとも、

果たして泣いているコドモを預けることが本当によいことなのか?

コドモに申し訳ないことをしているのではないか?」という

後ろめたさや罪悪感がありました。

 

子供のタイプによると思います(園生活が大好きな子もいます!)が、

ワタシの実感的には、ワタシがコドモを保育園や幼稚園なりに通わせても

まぁ大丈夫かな、と思えたのは、実は、

3歳でも、まだ早くて、4歳の誕生日位からです。

 

当時、オットが「ワタシにも働いて欲しい」と思っているのがわかったし、

3年保育のほうが地域では一般的、

コドモは一人っ子(集団生活に慣れさせたほうがよいかも)というのを考慮して、

3歳5か月になった4月からいったん保育園に通わせましたが、

コドモのようすを見た感じでは、

正直、まだ時期が早過ぎたかな、と思いました。

 

9月で保育園を中退して、

4歳を過ぎて、翌年1月から幼稚園に通い始めて、

それ位からの通園で、我がコドモの場合はちょうどよかったように思います。

(昔は主流だった?2年保育にあたります)

 

年長になった現在、登園しぶりはありますが、でも

集団生活をさせることについては「もう大丈夫そう」という感覚があるので、

ワタシの罪悪感はほぼなくなりました。

 

番組中の話題から

①「世の中全体が『外で働くのが普通』みたいな空気になっていて、
外で働いていない自分は、肩身が狭いように感じる」という意見。

ワタシだったら、家族が了承しているのなら、

世の中からのプレッシャーは無視です。

家事・育児に頑張っているなら、

「家事・育児に頑張ってる」と堂々と言って、

別にわかってもらえなくてもいいと思うし、

自由時間が結構あって、楽しくやっているなら、

「『おかげ様で、楽しく過ごしてます』とにっこり笑っとけ!」

(オットが言いそう^^)みたいな。

ま、実際は、なかなか言えないですけど・・・ね。

 

というのと、家族が了承していないと、ツラいかも。

番組では、娘さんに「ママは楽そうでいいよね」と言われるという

エピソードが紹介されていました。

そこは、本音で返せばいいと思ったのですが。

「う~ん、確かに、最近楽してるかも。でも、仕事しようかとも思うけど、

なかなか見つからないんだよ」とか、

「そう見えて、結構大変なんだから」

「ずっと大変だったから、ちょっと休憩してるところ」とか、

状況によりけりですが、ワタシだったら、

モヤモヤする前に、何か言い返しちゃいそう。

 

②「家事・育児は評価されないし、仕事にカウントされていない」という意見。

「評価されないのがツライ」ってよく聞くことがありますが、

ワタシは、それはあまり気にならないかも。

確かに、誰かに認めてもらうのは嬉しいですが、

でも、自分で自分を評価できれば、それだけで、ワタシはかなり満足できる・・・。

その方が楽な気がします。

とは言え、家族に評価されていると、さらに強いですけど。

 

 オットに、

 「〇〇(オットの名前)さんにばっかり、負担がいってしまって

 (好きな仕事でもないのに睡眠削って働いているから)、申し訳ないね」と

 言ったことがあります。

 オットからは

 「な~に言ってるの? ボクが外で安心して働けるのは誰のおかげ?」

 と返ってきました。

 

 同じ位ずつ外で仕事して、同じ位ずつ家の事をやる、

 という選択肢もあるはずなのに(現実的には難しいか)、

 と考えると、ちょっと複雑な感情

 (『男は外で、女は内で、が当然』みたいに聞こえたので。

  オットはそんな意識はあんまりなかったと思います)も持ったんですが、

 感謝されている、という意味で、嬉しかったのも本当です。

 

具体的な言葉はなくても、

家族が、ご飯を美味しく食べてる、楽しく暮らしてる、なども、

みんな妻への高評価と理解してよいかと

(妻が食事を作ってたり笑顔でいたりする場合)思います。

 

③「働きたくても働けない事情(病気や不妊治療等)を考慮しない、
無神経な言葉に傷つく」という意見。

「働きたいけど、人にはそれぞれ事情があるんですよ~」と

言ってしまえばいいし、

言えなくても、相手は、深く考えずに言っていることが殆どでしょうから、

やっぱりスルーします。

悪意で言ってくる人なら、尚更スルーです。

(余力があれば、自分の思うところをやんわり言い返してもいいと思います)

傷ついてエネルギーを消耗するのは、勿体ないです。

これも、家族がフォローしてくれると、強いです。

 番組では、夫に無神経なことを言われたという

 エピソードが紹介されていて、

 それはちょっとツライかなと思いました。

 その場面にいないので、空気感もわからないし、何とも言えませんが。

 ワタシも結構いろいろスルー出来ないタイプかな?と思う時もありますが、

 オットがスルーの仕方をあれこれ指南してくれる?ので、

 だいぶ助けられています。^^

 

④「(外で仕事してもいいけど)家事優先(して)ブレーキ」に関して

家庭運営に家事遂行は必須なので、家族と相談するしかないと思いますが、

「夫は外で働いて、妻は家を守る」という考えが変わってきたのも

ここ最近と言えば最近の話なので、

どの程度夫が理解を示すかに掛かってきそう。

根気よく相談する、家電を導入する、

もしくは、稼いで、家事の外注化を大幅に進める?かなぁ。

 

 夫側は、家事育児と仕事の両立に悩まないのに、

 何故妻ばかりが悩むのか?という意見もありますが、

 逆に言えば、夫は仕事しか選択肢がない、とも言えるし、

 最近は家事育児と仕事の両立に悩む男性の話も聞くようになりました。

 現状では、夫が主夫をする、となった場合、その方がモヤモヤが大きそう。

 家族が了承していれば、基本、世間からの圧はスルーでいいと思います。

 

それでも他人の目線や他の人のことは気になる 

ほんと、笑い話のようなんですが、ワタシ自身、

ほぼ専業主婦な感じだったお義母さんやお義姉さんの前に出る時と、

はたまた、フルタイムワーママな、また別のお義姉さんの前に出る時で、

別に何かを言われるわけでもありませんが、

何となく自分の立ち位置に困ってしまうような感じがありました。

 

ほぼ専業主婦だったお義母さんと

フルタイムワーママなお義姉さん(この間柄は実の母娘。仲良しです)と

ワタシとが一緒にいる場面で、

何となく、どういうスタンスでいたらいいんだろう?ワタシ?みたいな。^^

 

育休をとって、0歳から子供を預けて、時短勤務など使って働く、

共働きフルタイムワーママの、

キャリアも子供も、という、大変そうな、

でも、きらきらして見えるブログなど見ると、

そこで、うらやましく思うような自分もいます。

 

 そういえばワタシの中では、①専業主婦、②非正規の短時間勤務 

 ③正規社員のフルタイムワーママと分類するなら、

 ①と②③というグルーピングではなく、

 ①②と③というグルーピングのほうがしっくりきます。

 

かと言って、

コドモに「ママ、お仕事やめて」と言われると、

専業主婦のほうがいいのかな、という考えがよぎることもあります。

 

そんなワタシですから、

他の人の目線が気になって、あるいは他の人の話を聞いて、

モヤモヤする気持ちは多少なりともわかります。

 

他人の目線が気になるからこそ、一定の社会秩序が保たれている側面もあり、

悪いことばかりではないと思います。

傷つく、とか、ちょっとひっかかる、モヤモヤする、

という感性があるからこそ、

相手を思いやる気持ちが生まれる面もあるし、

世の中がよい方向に変わっていく可能性も出てくるんだと思います。

 

その上で、

これだけ(どれだけ?)多様性を認めましょう!

という世の中になってきているのですから、

相手の多様性を認めることももちろんですが、

自分の多様性を、まず自分から認めてよいのでは?

と、自分に言い聞かせるような気持ちも込めて、思いました。

 

かっこいいキャリアとかは築けなくても

(もしワタシに才覚があって、築けるのなら尚よし)、

何かしらの仕事で、ちょっとは社会貢献ができて、収入も少しあって、

家事・育児もある程度やって(どちらも嫌いじゃない)、

我が家にバランスよく、それこそワーク・ライフ・バランスを取りながら、

いい気分で暮らしていくことがワタシの望みです。

 

 そういえば、ワタシの実母は、正社員→結婚退職出産→

 ワタシが保育所年長位から?正社員で以後ずっと働いていました。

 (当時は全然わかりませんでしたが、少数派っちゃあ少数派だったんですねぇ)

 ごくごく普通に自然体で働いていたように記憶しています。

 (祖母が同居していたという点も大きい)

 

まとめ

家事・育児は仕事(愛情部分もある)

世間のプレッシャーは基本スルー

 (余力があれば、自分の思うところを言う)

家族とはよく話し合って

多様性の時代

他人の多様性も認めるし、

自分の多様性も認めてよいと思う

 

コドモ画

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