新聞記事からです。
「突出した才能の子~ギフテッド~」国が支援へ
「ギフテッド」と呼ばれる突出した才能に恵まれた子どもの教育支援を、文部科学省が検討し始めた。記憶力や言語能力、数学力などに優れながら、学校での学習に困難を抱え不登校になるケースなども指摘されてきた。どんな才能をもつ子を、どう支援するかーー。有識者会議を設けて議論し、2年かけて検討する。
米国では、高い知能指数など同年代と比べて突出した才能を持つ子どもを「ギフテッド」と呼び、飛び級などを利用して大学の教育プログラムなどで支援している。こだわりの強さや注意力の偏りなどの障害を併せ持つ子もいるとされ、学校内外でのサポートの必要性が指摘されてきた。文科省によると、国内にもそうした子が一定数いることは知られていたが、学校による支援や指導のあり方は十分に議論されていない。(伊藤和行)
2021年7月13日付け朝日新聞より
これまで身近にギフテッドの存在はいませんでした。
なので、それほど関心があったわけではなかったのですが、
特に、公立の学校で
落ちこぼれ問題もあるけど
浮きこぼれ問題もある、というのは
聞いたことがあって気になっていました。
(浮きこぼれ=習熟度の高い子・理解の速い子がそれ故にクラスで浮いてしまうという問題。
我がコドモ小2は、そんな心配するに及ばず・・・な感じです^^)
一応、我が子は公立かな、と思っているワタシですが・・・
【実力も運のうち】公立・私立で思うこと - 好きに暮らす -now or never-
現状の日本の公立の学校では
浮きこぼれってなかなか解決できる状態にないのかも、
ということが、かえって
浮き彫りになってしまうような記事だったな、と感じました。
記事によると、これから2年をかけて、まず検討するという状態なので。
勿論、支援の、少なくともスタートラインとなるであろうことは大変喜ばしいことです!
習熟度の低い・遅い子にはサポートが広まりつつあるようだけれど
高い・速い子にはサポートが少なく、
かえっていじめのターゲットにされてしまうとか、
授業が退屈で面白くない、とかいうのは
それはシンプルに子どもが不幸、
世界にとっても才能の持ち腐れで不幸だな~と感じます。
オールマイティに優秀なギフテッドのかたには
性格のよい、思いやりのある
スーパーエリートになって頂いて
ご本人と周囲の人を幸せにしてもらって^^、
発達の凹凸が顕著で得意不得意がハッキリわかれるかた
(2E:Twice Exceptional (二重の特別)という言葉があるのですね。
今回、初めて知りました)
にも、得意分野は伸ばしてもらって
不得意分野は一定程度にやりくりしてもらって
やはり、ご本人と周囲の人を幸せにしてもらったら
素晴らしいと思います。
(当事者じゃないから言えてしまっている、理想論かもしれません。
当事者のかたを不快にさせてしまっていたら申し訳ありません。)
と、ちょっと取って付けたような話になりますが、
誰しも程度の差こそあれ、
発達に凹凸はあるもので、
世間の?「普通」を見るのではなく、
子ども本人を見る、本人の言い分をよく聞くのが
すごくすごく大切なんだろうな、と思います。
凡人を見下す天才は嫌だけど、
「天才を殺す凡人」にも、
自分はなりたくないし、
コドモにもなってほしくないなーと思います。
↑ 本自体は読んでないので、
この記事の文脈に沿う内容が書かれているかどうかは不明です。
タイトルだけ、とりました。