好きに暮らす

短時間パートママが小5男子の子育て中。好きに書いてます。^^

ネタバレあり『二月の勝者-絶対合格の教室-』5話感想

『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ)5
の感想です。

 

 

ネタバレありなので要注意です。

 

島津順(役:羽村仁成さん)、上杉海斗(役:伊藤駿太さん)が、

生徒側の主役。(海斗に関しては、今後もう少し詳しく描かれるかな???)

順は、成績最上位クラス在籍で、かつ、クラス内でもトップ。

父親(役:金子貴俊さん)がいわゆる教育虐待をしている家庭。

海斗は、成績は真ん中のクラス在籍。

順は、何故か海斗を目の敵にしており、

何かと突っかかる。(ドラマ内で理由は明らかになる)

 

①教育虐待の父親

実際、程度の差やパーセンテージもわからないけれど、

教育虐待的な親は存在すると聞いている。

 

思い出した記事。

首都圏で暮らす40代の両親と息子(13歳)の家族の実際の話。

 なぜ虐待したのか。父親は「教育はスパルタが一番いいと思っていた」と語った。

 自身の中学受験では、最難関校を目指した。第1志望校に落ち、次の進学校に受かると、周りからは「大失敗」と言われた。

 社会に出ても、厳しい競争にさらされた。就職した大手金融機関では目標を達成できないと、ファイルを投げつけられ、ひっぱたかれた。「競争社会とはこういうもの。社会に出たときに負けないようにするために、能力をつけさせなきゃいけない」。そんな思いがあったという。   2020年2月24日付朝日新聞より

順の父親が虐待に至っている背景については

ドラマでは描かれていない(原作漫画では描かれているよう)のだけど、

何らか、あると考えられる。

子どもの立場からすると

決して肯定はできないが、

(と祖父母とか?社会とか?)をフォローできていかないと、

なかなか事態の好転は難しい問題。。。

 

黒木先生(役:柳楽優弥さん):

「これ(勉強面のフォローをする)以上のことは何もできません。

 我々たかが塾講師に他人の家庭の中にまで踏み込む権限はありません」

 

②「僕の友だちをバカって言うな!」

(海斗を指して)バカの相手をしてる場合じゃないだろ?」と言う父に

順が言うセリフ。

僕の友だちをバカって言うな!

 

父親に怯えていた風だった順の反抗。

 

これが風穴になって、

少し、弱気な母(役:遠藤久美子さん)にも変化が起きて?

がんじがらめの父親にも変化が起きて?

順が元気になる方向へいければよいのだけど。。。

現実だったとしたら、難しいかもしれないなーと思うけれど。

 

③順と海斗の間にあるもの

順が、何かと海斗に突っかかるのには理由があって。

順はルトワックSクラスの入塾テストに落ちた経験があり、

海斗は、そのルトワックSクラスから

桜花ゼミナールに転塾してきている。

なのに、自分よりも相当成績が悪い。。。

そのことにイラつく。

「何やってんだよ! 俺が落ちたルトワックSクラスにいたんだろ!

 もっと頑張れよ!」という感じ。

 

順が塾をサボり、大騒ぎになった日。

真っ先に順の居所にかけつけた海斗。

普段喧嘩になりつつも、 意識し合うものがしっかりある感じで。

 

「親に期待されてると、ちょっと塾サボんのも大変なんだな」

海斗には、出来のいい双子の弟がいて(ルトワックSクラス在籍)、

弟が親の期待を一身に受けているという設定。

 

俺なんて、誰にも期待されてないからさ~的な

ふてくされ気味なところに、順のセリフ。

「黒木先生がさ言ってたんだよ俺に。

 お前(海斗)がいつか俺のライバルになるって」

 

海斗の心。

キラリーン! って。

 

黒木先生、見抜いてますね~。^^

 

期待され過ぎもしんどいし、

期待されなさ過ぎもさびしいし。です。^^

人の期待なんて関係なく、

行動できればいちばん強いと思うけれども。^^

 

そして、

成績中位クラスから最上位クラスへの選抜テストを受けるであろう

海斗に

「待ってるからな、オメガ(最上位クラスの名称)で!」

順も海斗に期待!

 

順の両親が今後変化していけるのかどうかわかりませんが(ドラマだし^^)

希望的には、順には、

様々な出会い(黒木先生や海斗や、他に出会う人たち)を通して、

十分力をつけて、元気に育って欲しいです。

 

④最後に

上述の新聞記事にあった経緯。

 小4の夏。父親が初めて息子を怒鳴りつけた。「最初は我慢していたが、しきれなくなった」。以来、父親がつきっきりで勉強をみるように。次第に深夜まで続くようになった。

 父親の暴言も始まった。「勉強をやれ。殺すぞ」。包丁を突きつけ、頭をたたいたり水をかけたりした。

 息子は自律神経をおかしくし、腹痛が始まった。~中略~

 公立中学に進んだ息子は、まだ学校に毎日は通えず、腹痛も完治はしていない。でも、友人と遊んだり、週末は父親とサーフィンを楽しんだりできるようになった。シンポジウムで息子は「一人でも多くの人に教育虐待がここまでつらいんだと知って欲しい」と訴えた。

 

虐待しても、最終的な成績は伸びない、と思います。

佐倉先生(役:井上真央さん)に触れる部分がなかった~。^^

 

1~4話の感想。

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