『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ)最終話の感想です。
- ①生徒から与えられるもの
- ②教師の仕事の本質とは? 学びとは何なのか?
- ③思い入れの違い
- ④みんなで喜ぶ合格
- ⑤不安になるのは頑張ってきた証拠
- ⑥入試前日の黒木先生
- ⑦いい入試、いい受験
- ⑧最高の男か、最高の人間か
- ⑨何ゆえ、そこまでキャラが違うのか?^^
- ⑩最後に
ネタバレありなので要注意です。
①生徒から与えられるもの
まずは、ワタシの中のメイン。
回収して欲しかった内容に触れられてました。
「私の方があの子たち(黒木先生の無料塾であるスターフィッシュの生徒たち)から
多くのものを与えられている。。。
そう感じています。
それはどうしてなのか」
という黒木先生(役:柳楽優弥さん)から
自分及び灰谷先生への問いに対する答え。
灰谷先生(役:加藤シゲアキさん):
「あの子たちは学ぶことに対して純粋な好奇心を持っています。
学ぶことが楽しいことだとあの子たちは確認させてくれます。
あの子たちは黒木先生に学びの喜びを教えてくれるのでは
ないでしょうか。
それが今の私がたどり着いた答えです」
「そうですね」
さらに、続けて
黒木先生:
「受験で合格することが最終目的ではない。
受験を通して、学ぶことの喜びや
おのれに勝つことの貴さを知った者が
未来を切り開いていく、本当の勝者なのだと思います。
私自身が子どもたちから学んだことです」
灰谷先生:
「未来は子どもたちがつくる・・・ですね」
ありふれた答えっちゃ、ありふれた答えですが、
その通り、と思います。^^
何をもって勝者とするのか、描いてほしかったので
満足です。^^
②教師の仕事の本質とは? 学びとは何なのか?
「この仕事(教師の仕事)の本質とは? 学びとは何なのか?」
に対する、セリフでの答えはなかったかな???
各自感じ取りましょう! でしょうかね。^^
以下、順番に
③思い入れの違い
橘先生(役:池田鉄洋さん)は石田王羅君(役:横山歩さん)に、
黒木先生は島津順君(役:羽村仁成さん)に、
それぞれ思い入れが強い感じで描かれていました。
先生も人間だから、
全員に同じようにっていうのは無理で、
やっぱり思い入れの強い、弱いってあるんだよなー、
と思いながら見ました。
④みんなで喜ぶ合格
受験に限らず、だけれど、
応援した人間、関わった人間みんなが、
結果に満足できる、喜べるというのはよいな、と。
中学受験がいい思い出、というお話も聞きますものね。^^
⑤不安になるのは頑張ってきた証拠
うーん。わからなくはないけど、そうでもない時もあるような。
「普段通りできれば合格のハズ」と思えてたら、
そこまで不安はないような。
面接や歌とか一発勝負的なものは、不安になるのわかるけど、
ペーパーテストはかなりそのまま実力が出る印象あるのだけど???
(体調不良とかは別として)
人によるのかな。
⑥入試前日の黒木先生
「毎年、この日は、心が打ちひしがれ、
震えが止まらなくなります。
自分が子どもたちにやってきたことは
言ってきたことはほんとに正しかったんだろうか? と」
と、過呼吸気味に頭を抱えておびえる? 感じの黒木先生。
ここの、『打ちひしがれ』というのが、ちょっと違和感。
ワタシの持ってる「打ちひしがれる」のイメージと違うなぁー。
⑦いい入試、いい受験
黒木先生の「いい入試にして下さい」
順の「いい受験だった。俺、超満足してる」
こういう中学受験はいいな、と思いました。
⑧最高の男か、最高の人間か
開成に合格しつつも、家庭の事情を鑑み、
公立の学費の安い中学に進学することに決めた順への
黒木先生のセリフ。
「君は最高の男です」
こういう時、「男」っていう単語になるの、
ちょっとひっかかりはある。
「君は最高の人間です」???
うーん。どうなんだろう???
順が女子だったら???
⑨何ゆえ、そこまでキャラが違うのか?^^
フィクションだから、の演出? なのでしょうが、
スターフィッシュと桜花ゼミナールとで、
黒木先生はあそこまでキャラ変える(子どもたちに対してまでも)必要ってある?
って思ったりして。^^
とは言え、そのギャップがよかったりして、
エンタメとして楽しめるように、ということなんでしょうかね。^^
⑩最後に
最終回、拡大版でもよかったのに~、なんて。^^
スターフィッシュの財源は白柳校長(役:岸辺一徳さん)からの
寄付が大きいのかな? とか、
途中出てきた私立学校の営業さん? との関係はどうなった? とか、
他にも、まー、いろいろありますが。。。
スターフィッシュの由来となる「星投げ人」の話も出てきました。
(「ハチドリのひとしずく」の話を思い出しました)
柳楽優弥さんがとても魅力的な俳優さんだということが
よくわかりました。(今まで、あまり注目していませんでしたー)
何となく最終的に。
我が家は十中八九中学受験はしませんが、
「中学受験しないということが
勉強しない理由にはならない、ということです」
と黒木先生ばりな感じで言葉にできるような状態にたどり着いたのは
とてもよかったことのように思います。^^
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