「ママと息子の初めてのお泊りデート」と名付けられた
某宿泊プランが、物議を醸したという記事を読みました。
ママと(小学生以下の)息子対象の宿泊プランで、
普通の子連れプランの範囲を超えて?
息子が母親の為にプレゼントを用意したり
エスコートしたり等の企画が盛り込まれていたようです。
女性誌にも広告が掲載されていたようで、
既に利用されたかたもいらっしゃるでしょうし
ママのリクエストで企画され、
(元々ママと娘企画があって、ママと息子バージョンも、という流れだったみたい)
人気企画でもあったというような情報も見かけたりしたので
こういう需要も一部あるんだ~、と。
ワタシは割と鈍感なところがあるので、
「へぇ~最近はそんなプランあるんだ~」くらいで
通り過ぎちゃいそうでしたが、
①ネーミングがよろしくない
(パパと娘の~だったら完全アウトだよね、とか、ジェンダー目線からとか)
②子どもに「ママの為の演出」をやらせるのか
といった批判もあり、その後、企画はなくなったようです。
そのプランに申し込むのがおそらくはママであることを
考えると、ヤラセ???な感じは否めないけど、
その宿泊プランをどんな感じで利用するのか、
ママと息子の関係性にもよるしな~とも思いながら読みました。
仮に、ワタシとコドモ小2とで
無邪気にそのプランに行ったなら、
まぁ、なかなかにグダグダになって、
普通の子連れプラン化するだけ、のような気はしますけれども。
もし、本気で、
まだ幼い息子にエスコートされてキュン! としたい、
ときめきたい! って思ってプランを利用するとなれば、
それは・・・・・・と思いますが
実際のところどうなのかはわかりません。
その話から始まって次のように記事が続いていました。
教育問題に詳しいジャーナリストの中野円佳さんは、こうした内容を読み、
~中略~
「自分がやりたいわけじゃなくてもお母さんがうれしそうだからがんばる、ということもある。それを見て『子どものやりたいことだから』と言うのは、親に都合のいい解釈です」。
「親の期待通りに動かしてしまう」危険は、日常の習い事や勉強などあらゆる場面に無意識に潜んでいる、と中野さんは指摘する。
小児科医の小西薫さんも、子どもの発達や心理の観点から同様の指摘をする。「子どもは5~6歳頃には相手の立場になって喜んだり悲しんだりできるようになる。親のために『顔色をうかがう』ようになります」 (橋本佳奈、松川希実)
2021年8月7日付け朝日新聞 はぐくむ より
デートプランの話が直結するかどうかは
ワタシにはちょっとわからない
(せいぜい1泊2日とかの話なので)のですが、
一般的な話として、その通りだと思います。
『顔色をうかがう』と言ったら言葉が微妙だけれど、
親の喜ぶ顔が見たいから、という動機で子どもが頑張る、
という部分は多かれ少なかれあると思います。
子どもが察するのが上手な場合、
親の意向や、なんなら世間の雰囲気までも察知するだろうなと。
それが子どもによい方向で作用する部分がどれくらいあって、
(よく作用する場合もあると思うので)
そうでない部分がどれくらいあるのか・・・。
子どもは本当にそれをやりたいと思ってやっているのか、
親を喜ばせたいと思ってやっているのか、
親はよくよく子どもを見ていないとな~、と
自戒を込めて思います。
今回の宿泊プランは広告代理店さんが考えた企画だったそうで、
(クライアント側もOK出したということなのだと思いますが)
人におっ! と思わせて、
人を(何らかの行動に)動かしたいと思うあまり、
ちょっと極端寄り、煽り寄りになる感じに、
いち消費者としても気をつけたいなと思うところもあった記事でした。
こんな記事(息子は小さな恋人のよう、的な話)も書いていますが、
サツキがずーっと好き - 好きに暮らす -now or never-
夫婦仲と、母と赤ちゃん♂との会話の関係 - 好きに暮らす -now or never-
【こども園年長児】スポーツ大会で思ったことあれこれ - 好きに暮らす -now or never-
ほんとに小さな恋人って思ってるわけではないのでー。^^