知人とこんなことを話しました。
知人(職業:医師。一応、いわゆる成績優秀なかたの代表?^^)曰く、
「私の場合は、周囲より少し脳の成長(時期)が早かったように思うけど、
最終的にできあがった脳の力は他の人とそんなに変わらない、
と思ってる」
自慢も謙遜もなしのフラットな発言だと思って聞きました。
脳の力ってどう定義したらよいものかわかりませんが曖昧に使ってます。
脳の成長時期なんてワタシ自身は考えたことがなく、
成績優秀な方達の自己分析をいちいち聞いてみたくなりました。^^
以前読んだ、こちらの本を一部思い出しました。
【書籍】養老孟司『子どもが心配』(×高橋孝雄の章)を読みました - 好きに暮らす -now or never-
早期教育についての話から。
高橋孝雄 私の考えを申し上げれば、早期教育には大した意味はないけれど、やってみても構わないとの立場です。
大前提として、何かを早くできるようになることと、そうして習得したことが将来もっとできるようになること、は無関係です。~途中略~
たしかに、幼少期の日常に日本語が欠如していれば、その習熟が疎かになるように、ある時期に経験しておかないとその後の発達に影響することはあります。それは遺伝的に仕込まれた能力とはいえ、その力を発揮するためには適切な刺激が適時に加わることが必要だからです。しかし早く始めたほうがさらに良いかというと、そのようなことはないのです。
子どもが心配 養老孟司 PHP新書
一部、早期教育というか英才教育みたいなものが
大切になってくる分野もあるようにもワタシは思っています。
一般的な分野では、という前提で読みました。
早期教育の定義も曖昧なままワタシは書いてますけども。
高橋さんの仰ることが正解かどうかはわかりませんが、
例えば、小3の我がコドモが多少早く3桁の筆算を習得できたからと言って、
(ちょっと納得してない部分があるみたいだからさ^^
【小3】0が含まれる筆算 - 好きに暮らす -now or never-)
将来的に筆算スピードがものすごく速くなるってこともないし、
あるいは、多少習得が遅かったとしても、
そんな大したことでもないんだろうな、って。^^
いやわからないけど。計算力大事! とよく聞くし、
ある程度大事は大事!とも思うので。^^
冒頭の知人の言葉には続きがあります。
「脳の成長(時期)が早かったおかげで、
相対評価で周囲の評価も上がりやすいし、
そうすると自信も持てたりして、有利だった面はある」
ナルホド、と思いました。
何かが早くできるようになると、自信を持ち得やすい・・・
というメリットは確かにある・・・。
後、現実的な話で、
望む環境へ身をおく為の有期限の試験に合格して、
その環境に身をおけるようになる・・・。
いやいや、もう1個大きな利点があるよ。
早い時期から何かできるようになったり、
処理スピードが速かったりすると、
そのことによって、同じ時間あたりの学習量に差ができて、
雪だるま式? に差が大きくなっていく可能性はあると思うよー。
これが一番大きそう。。。
でも、どこかで脳力も高止まり? する、というのが、
知人、高橋さんの主張ってこと???
と、そんなことを考えましたが、
だから、こうしよう! というのは我が家は今のところほぼありません。
テストで悪い点数を取ってきても、
そういったことで自信喪失しないように、
というところだけ
気をつけていきたいかな、と思いました。^^
一般的な脳の持ち主の、最終的な脳力に大差はないのだとするなら、
大差あったとしても、・・・か。
結局、自分はこれをやりたい、
これに自分は時間を費やしていくんだ! という気持ちが
一番大事なのかな、と思ったという話でもありました。