過日の小3コドモの国語の
授業参観のテーマが『わたしの家族じまん』でした。
学習のねらいは
伝えたいことを、理由を列挙して
聴衆に向けてわかりやすく発表する、
みたいなことなのだと思います。
国語に関しては、自分の頃より、
聞く・話す能力にかなり重点がおかれるようになっている印象があります。
もしかすると、自己肯定感を・・・、っていうねらいもあるのかしら?
最初
「え? そのテーマで大丈夫なの?」
と思いました。
自分の小さい頃から、大人になった今でも
自慢話って、特に日本では? 割と嫌がられるというか
自慢の中身や仕方によっては、嫌なヤツに思われてしまうよねって。
または、不幸にも、嫌な家族の中で育っているような子からしたら
他の家族の自慢話聞いてるのもツラそうだし・・・。とか、いろいろ。
オットもそういう感じの第一印象を持ったみたいです。
でもまぁ、授業のテーマなんだし
あまりネガティブなことも言えず(実際言いませんでした)
「へー。どういう自慢するの?」
「パパ」
「へぇ~。パパのどういうところ?」
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「寝相がいいところ」
我がオット。何故か寝相がよいのです。(体にはよくなさそうだけど)
眼鏡かけたままで、動かずに眠ってる時もあります。
「何でそんな寝相いいの? 信じられない」
とツッコミ入れてしまいます。
寝相自慢ならネタとしてよいかな、と。^^
笑えます。^^
誰も嫌な気持ちにならなさそう、ってワタシは何となく思いました。
と思っていたら、
数日後、
国語のノートを見ると
途中で何かあったのか? 単に気が変わったのか?
パパが題材ではあるんだけれど
理由が違ってきてました。
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授業参観当日、
他のお子さんの家族自慢も聞きました。
「やさしい」「料理が上手」「〇〇(ペット)がかわいい」
「勉強を教えてくれる」etc.
ワタシが聞いた限りでは
嫌な気持ちになる発表はありませんでした。
子どもたちの発表だしね。^^
これまで自慢はよくないもの
という感覚が強かったように思うけれど
これからはそういう時代でもないのかもしれません。
自己アピールもある程度できないといけないし。
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自慢と言えば、
以前、どこからマウンティングになるんだろう? という記事を書きました。
どこからマウンティングになる? - 好きに暮らす-now or never-
その時、ワタシの書きにくかったことが
ズバリ書かれている記事があったので引用します。
たとえば一緒にPTA役員をしているママ友との会話で、飲み会に行こうというときに「主人に聞いてみないと」と言われたり、子どもの習い事を「全部続けたいといってきかないの」と言われたり、年末のおせち料理は「いつも〇〇デパートで買っている」と言われたり……。
さて、みなさんはこれを聞いてうんざりしますか? 「あなたは夫に愛されていいわね」「うちの子はどんな習い事も続かないのに」「高級おせちを買う余裕なんてないわ」などと、感じますか?
~途中略~
ママ友は確かに、「夫婦関係」「子どもの教育」「お金」という3大地雷を踏んでいますが、字面どおりにとれば、自慢して相手を打ち負かそうとはしていません。
これをマウントだとしているのは、むしろ受け手の問題です。自分のコンプレックスを刺激されてしまうために、嫌な気持ちになるのです。
臨床心理士・中島美鈴 2023年2月18日付け朝日新聞 以下同じ
3大地雷って・・・。^^
その発言は、自慢なのか? 事実を言ってるだけなのか?
ブログを読んだり書いたりしていて
かなり以前から、新たに気づいてきたことがありまして。
受け手によっては自慢話として受け取ってしまいそうかも?
とワタシが感じるような内容であっても、
フラットに読み進める読み手のかたって
ワタシが思っていたより多いのかなーって。
自慢ではなく、ただの事実として受け止めて?
素直に称賛を送ったり、一緒に喜んだり、といった人が
思ったよりたくさんいらっしゃるのかも? ということに
ワタシはちょっとした感動を覚えました。
もしかしたら、黙した読み手で
嫌な気分になってたり怒ってたり? 妬んだり? してるような人も
一定割合いるのかも? とも思うのだけれど。
記事に
誰かの発言に嫌な感じがしたら、「今、何のコンプレックスを刺激されたんだろう」と立ち止まってみましょう。
とも書いてあって、
これ、1つ、楽しく生きる知恵かも、と思ったのでした。
コンプレックスを刺激する側は、悪気はなくて、性格よくても
立ち位置が強いほうにいるのかな、と思う。
勿論、嫌~な感じの自慢もあると思うので
そういうのは、嫌な感じ~と思っていればいいのだと思いますが。
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我がコドモの、パパを自慢に思う理由。
①仕事をがんばっている
②体育を教えてくれる
①をすごい、と思い、②で自分は大切にしてもらえてる、
と思える、と発表していました。
いっやー、よかったです。
我が家は、オットの仕事が忙しいせいもあり
ずっと父子間の距離が遠いように感じていたので。
パパ嫌い問題!ようやく解決したかも! - 好きに暮らす-now or never-
ちゃんと、コドモの中に
パパの姿はよく存在していた!
と思ったら、心底よかったー! と思いました。
が、
あれだけ「ママ」「ママ」言って、
外出制限つけておいて
ママが自慢じゃないのかよ!
とも一瞬思ってしまった
心の狭いワタシだったのでした。