好きに暮らす -now or never-

短時間派遣ママが7歳男子の子育て中。好きに書いてます。^^

【書籍】斎藤幸平『人新世の「資本論」』内容編

GWいかがお過ごしでしょうか?^^

 

こちらの本を読みました、の記事の続きです。

 

本の内容を箇条書きと引用で。

ワタシの理解不足とか、もっと重要ポイントとかも

あるかもですので、あしからず。^^

 

・先進国(グローバルノース)の資本主義による経済成長が

 気候危機を引き起こしつつある。 

・地球が元に戻れない地点(ポイント・オブ・ノーリターン)に近づきつつある。

・科学技術の進歩だけでは気候危機を止められない。

 → 結局、ほかの地球資源が必要になる。

 

・あるレベルを超えると、

 経済成長と生活向上に明確な相関関係はみられなくなる。

・資本主義は現在の株主や経営者の意見は反映させるが、

 将来世代の声は反映しない。

・資本主義は途上国(グローバルサウス)の資源・人々を犠牲にしてきた。

・資本主義である限り、グローバルな公正さは実現できない。

 

 つまり、「現在飢餓で苦しんでいる10憶人は苦しみ続ければいい」、「地球環境の悪化で苦しむ将来の世代などどうでもいい」という立場を取るのであれば別だが、そうでない私たちは、先進国の経済成長を諦め、マテリアル・フットプリントを自発的に減らしていく道を検討すべきではないか。

人新世の「資本論」斎藤幸平 集英社新書より 以下同じ

マテリアル・フットプリント:消費する天然資源

 

・日本は豊かである。が、逆に、本当に豊かなのか。

 → 格差が拡がって、貧困も問題になっている。

 いったいあとどれくらい経済成長すれば、人々は豊かになるのだろうか。経済成長を目指して、「痛みを伴う」構造改革や量的緩和を行いながら、労働分配率は低下し、格差は拡大し続けているではないか。そして、経済成長はいつまで自然を犠牲にし続けるのだろうか。

労働分配率=人件費÷付加価値

労働者からすれば、高いほうが嬉しく、雇用側からすれば、低いほうが嬉しい。

 

・生活レベルを例えば1970年代後半レベルに落とす

 という政策は人気がない。

・本当に貧しい国々には経済成長は必要である。

・南北の間の激しい格差は、これ以上の環境破壊をしなくても、

 やり方次第でかなり是正できる。

 

・アメリカの若い世代(SNSネイティブ)が

 資本主義を批判し始めている。

・資本主義のもとで生産力を高めていけば、

 貧困問題も環境問題も解決できるというのは幻想である。

・資本主義に基づく生産性の高い、

 でも環境破壊を引き起こす農業よりも、

 生産性は低いかもしれないが、

 より持続可能な土着の農業のほうが優れている、とも言える。

 → 先進国が必ずしも優れているわけではない。

 → グローバルサウスから学ぶ視点が必要。 

 

・官営でもなく、民営でもなく、水や電力、住居、医療、教育と

 いったものを公共財として、じぶんたちで運営する市民営という道。 

 <コモン>は、アメリカ型新自由主義とソ連型国有化の両方に対峙する「第三の道」を切り開く鍵だといっていい。つまり、市場原理主義のように、あらゆるものを商品化するのでもなく、かといって、ソ連社会主義のようにあらゆるものの国有化を目指すのでもない。第三の道としての<コモン>は、水や電力、住居、医療、教育といったものを公共財として、自分たちで民主主義的に管理することを目指す。

・脱成長コミュニズム(脱成長・市民営化)路線を目指そう

 ①利益を得る為の過剰な大量生産・大量消費を行うのではなく、

  基本的ニーズ(生活に必須なこと)を満たすことを重視する。

 ②利益を多く得る為の、意味の少ない仕事を減らし、

  労働時間を短縮して、生活の質を向上させる。

 ③画一的な分業を減らしていくことで、

  労働自体を魅力的なものにする。

 ④生産プロセスを民主化させる。

 ⑤エッセンシャル・ワークを重視する。

 

・生活に直接的には必須ではない労働が高給で、

 生活に必須な「エッセンシャルワーク」が低賃金傾向である

 現状を変えていく。

 

・スペインのバルセロナが脱成長・市民営的な取り組みを

 行って、世界から注目されている。

 

・「3.5 %の人々が本気で立ち上がると、社会は変わる」

 という研究がある。 

 資本主義と気候変動の問題に本気で関心を持ち、熱心なコミットメントをしてくれる人々を 3.5 % 集めるのは、なんだかできそうな気がしてこないだろうか。それどころか、資本主義の格差や環境破壊に怒り、将来の世代やグローバル・サウスのために闘う創造力をもって、一緒に闘ってくれそうな人は、日本なら、もっといてもおかしくないくらいだ。

 

という感じで、ざっくり、斎藤さんは、

マルクス研究を通して

「資本主義では気候危機を止められない。

 脱成長コミュニズム(市民営化)を取り入れるべし」

という意見、と理解しました。

 

長くなったので、次に続きます。

次で、ワタシの考えたことを書きます。

 

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コドモ小2がフォートナイトで作ったビル。(コドモが載せて! というので^^) 

マイクラ建築にハマっていたコドモですが、

フォートナ建築は、よりリアルに作れるところがいいんだそう。