しばらく前に「ブラックサンダー」の記事を読みました。
「ブラックサンダー」と言えば
1個30円ほどのチョコバーです。
メーカーの有楽製菓が
9月15日生産分から、ブラックサンダーの原料のカカオを
児童労働に頼らないものだけに切り替えたということでした。
その記事内でワタシが驚いたこと。
原料変更で数%のコスト高となるが円安やウクライナ危機による原料高の影響よりも小さい。現時点で値上げの予定はないとしている。
2022年9月27付け朝日新聞 藤田知也 より
コスト高数%!
これってどう理解すればいいんでしょう?
え? そんなもんで済むんだ? が第一印象。
で、
数%くらいのコスト高からくる、その分の値上げなら
消費者的にだって全然受け入れてよいよ!
とワタシは思ったというのが1つ。
と、
一般的に、フェアトレード品ってかなり割高な印象があったので・・・。
何かカラクリ?(というと聞こえが悪いか。仕組み?)があるんでしょうか?
有楽製菓に?
はたまたフェアトレードを謳っている企業のほうに?
フェアトレードを謳っているような企業とかは
いっぱい儲けようとしているわけではなくて
会社規模が小さめで、その分割高になりやすい、ということだったりするのかなー?
現時点の我が家では、
普通にキットカット(「大人の甘さ」味が好きです)とか
定番おやつの1つです。おやつは生活クラブ購入品が多い。
そんでもって、たまにはフェアトレード品も買ってみよっかなー、
くらいのスタンスでいたので、
うーん、ちょっと考えちゃった記事でした。
とお茶を濁しておく・・・。
日本国内の大手菓子メーカーも
何年後かには、児童労働による原料調達をなくす方向で
目標設定している、と聞いています。
なかなか一筋縄ではいかない部分があるのかもしれませんが、
児童労働をなくす為に数%くらいの値上げ、なら
受け入れられる消費者はだいぶ多いんでは? とも思ったのでした。
もう1つ、ドキッとした記事。
アフリカ西部ガーナの首都アクラで、ゴミの埋め立て処分場があふれかえっている。原因は先進国が輸出した大量の古着。「リサイクル」や「リユース」のかけ声のもと、廃棄物をアフリカに押しつけているという構図だ。
2022年8月27付け朝日新聞 アフリカはいま (アクラ=遠藤雄司)より 以下同じ
一応、この記事では、
『多くは英米、カナダ、中国、韓国などから輸入』となっていて
日本は含まれていませんでしたが、ちょっとドキッとしました。
記事内に出てくる言葉。
輸入品の中に売り物にならない服が多すぎるとして、「先進国の人々は、アフリカ人はどんな服でも着ると思っているんだろう」と憤る。
「我々はゴミを焼却する設備を持たない。そのような国に対して、古着を詰めた袋の中に商品にならないようなゴミまで入れて送りつけているのが実態だ」と憤り、
無印良品やユニクロでは古着の引き取りをやっていて
何度か持っていったことがあります。
デパートで子どものスニーカーの引き取りをやっていたりして
そういうのも利用したことあります。
適切に処理して下さっているとは思いますが、
ちょっと不安になりました。
途上国に負担をかけるくらいなら
日本の優れた(と聞いてます)ゴミ処理技術で処分したほうがいいですもんね。
SDGsを謳う企業があって、
その理念に賛同して消費行動をしたつもりだったのに、
結果、実は、ちっともSDGsな行動になっていなかった、
っていう状況があるとしたら
だいぶ嫌だなーと思います。